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巨人・坂本勇人、若手の現状に「情けない」。2020年は“特権”活用でさらなる進化へ

2020/02/03

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2000安打達成にも期待

 読売ジャイアンツの坂本勇人内野手が、宮崎市で行われている春季キャンプで2020シーズンに向けての意気込みを語った。スポーツ・チャンネル『DAZN(ダゾーン)』が独占インタビューを行っている。
 
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 昨季は、遊撃手のレギュラーとして全試合に出場し、打率.312、40本塁打、94打点、OPS.971とリーグトップクラスの数字を並べた坂本。「格別の優勝でした」と語るように、キャプテンとしてチームを牽引し5年ぶりの美酒を味わうと、自身も初のリーグMVPに輝いた。
 
 本塁打はキャリアハイ、打点も2番打者として94打点を数えた昨季、長打力が飛躍的に増した成績には「練習から強く振ることを意識してやってきたことの結果」と、自信をのぞかせる。その一方で、若手選手がレギュラーに定着しない現状には「情けない」と一喝。チームのリーグ連覇、8年ぶりの日本一を見据え、若手の成長が不可欠と見るキャプテンは、“チャンスを掴み取る”ことの重要性を説いた。
 
 それでも今季の目標に「全試合出場」を掲げるなど、易々と若手に出番を譲る気はない。今キャンプでは『S班』に指名され、独自の調整が許されており、「キャンプよりも自主トレの方がトレーニングだったり、基礎的なことができる。その延長で、もっと強度を上げて自分を追い込めたら」と、“特権”をフル活用する構えだ。
 
 また今季は、あと116本と迫る2000安打達成にも期待がかかる。本人は「まだまだ遠い数字」と、一本一本の積み重ねであることを強調したが、2000本の大台には現実味が帯びている。全試合出場、大記録達成、8年ぶりの日本一…、さらなるパワーアップを誓う坂本から今季も目が離せない。