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エンゼルス、タイガースのエース左腕ボイドに興味もトレード実現は…。 有望株アデルの放出は見込めず

2019/12/19

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弱点は一発病

 ロサンゼルス・エンゼルスがデトロイト・タイガースのマシュー・ボイド投手の獲得に興味を示していることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が18日(日本時間19日)、伝えている。
 
 アンソニー・レンドーン内野手と7年契約を交わし、チームとしても新たな段階へと突入したエンゼルス。ジョー・マッドン新監督の下、来季への士気も高まっている。しかしその一方で、最も重要な課題をクリアできていない。
 
 先発投手獲得が今オフ最大の課題だったエンゼルスだが、これまでにゲリット・コール投手(ヤンキースへ移籍)、コリー・クルーバー投手(レンジャーズへ移籍)の獲得に失敗。ディラン・バンディ投手をオリオールズからトレードで補強したものの、未だエース級の獲得には至っていない。
 
 そんなエンゼルスが、新たに目を付けたのはタイガースのエース左腕ボイドだ。平均球速92.4マイル(約148キロ)の直球と、決め球に切れ味抜群のスライダーを持つ左腕で、メジャーデビューした2015年以降年々登板数を増やし、先発ローテーションの中でも頭角を現していた。
 
 今季は、32先発で9勝12敗、防御率4.56の成績をマーク。シーズン後半に失速しリーグワーストの39本塁打を献上したものの、夏場のトレード市場では大きな注目を浴びた。リーグ6位の238奪三振をマークした上に年齢も28歳とまだ若く、今後さらなる成長が見込まれる。
 
 もちろん、これだけの投手をタイガースが簡単に放出するはずはない。今季は114敗を喫し、再建真っ只中のチームにとっては1人でも多くの若手有望株を獲得したいところ。ボイドを放出するならば、相応の対価が必要となる。
 
 エンゼルスの若手有望株といえば、プレミア12でもアメリカ代表の主砲として注目を集めたジョー・アデル外野手がいる。しかし、同サイトはチームがアデルを放出する見込みはないと予測。エンゼルスにとってボイドは非常に魅力的な存在だが、トレード実現には苦難の道が続きそうだ。