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本多、故障完治も熾烈な二塁争い 勝利とともにチーム底上げを図る工藤ホークス

交流戦では最高勝率をマークしたホークス。開幕前の予想通り、着実に貯金を増やしてきた。工藤監督は、開幕から二塁のレギュラーだった本多がケガで離脱すると、その後は3選手にチャンスを与えつつ、戦力の底上げも図っている。そして、その本多はケガが完治。1軍昇格を目指し、2軍でもくもくと調整を続けている。

2015/06/26

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ベースボールチャンネル編集部



本多も準備OK

 1軍でそんなポジション争いが繰り広げられている中、本多は順調にファームで調整を続けている。焦らずにじっくりとリハビリを終え、6月9日のウエスタンリーグ阪神戦で実戦復帰を果たした。18日の広島戦ではフル出場。ここまで8試合に出場して盗塁は2個マークしている。

 本人も「気をつけながらではあるが、走攻守ともに問題なく動けるようになった」と話す。

 鈴木康友2軍内野守備走塁コーチは「2カ月しっかりとリハビリしてきた。今はフル出場できるようになったし、状態としてはもう大丈夫でしょう。あとは1軍との違い。緊張感や人工芝と土の違いがあるからね。そこは上がってみないとわからない」と状況を教えてくれた。
 そして、こう続ける。

「でも明石や髙田など若手も頑張ってますからね。セカンドの選手が多い状況。あとは誰と入れ替わるか。ケガはもう問題ないので、やってくれるでしょう」
 本多も「あとはタイミングですね。呼ばれれば行けます」と1軍昇格へ意欲を見せた。

 しかし、すぐに定位置へ復帰できるかはまだわからない。

 先に述べた3選手も必死でアピールを続け、信頼を積み重ねてきている。

 本多に1軍での目標設定について尋ねると、

「それは必要になってくるでしょうけど、自分がどうこう決めるというよりは状況次第。求められることをしっかりやっていくだけですね」との答えが返ってきた。もうしばらくは2軍戦での出場が続くことになりそうだ。

 このポジション争いが相乗効果を生み、刺激し合えるならチームの底上げにもつながる。7月も“熱男”たちから目が離せない。

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