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大ブレイクした一岡竜司、出戻りの脇谷…FA人的補償選手の歴史と一覧、移籍初年度成績と通算成績は?【第2回】

2019/12/12

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投手


 11年オフに巨人からDeNAにわたった藤井は、2桁勝利3度を誇るエース級のベテラン投手だったが、11年は1試合の登板にとどまり、プロテクトから外れた。DeNAに移籍後は、2年間で13勝を挙げるなど力を発揮した。
 
 高宮は。阪神に移籍後にリリーフとしての才能を開花させ、2014年からの3年間で90試合に登板した。クローザーとして実績十分だった馬原は、移籍2年目に32ホールドをマークしている。
 
 巨人から広島に移籍した一岡竜司は出世頭と言えるだろう。一岡は、2011年ドラフト3位指名で巨人に入団後、2年間はファームを中心に力をつけた。その間2軍で好成績をマークしながらも、大竹寛のFA移籍の際にプロテクトリストから漏れ、広島へ移籍することになった。一岡は移籍1年目からリリーフとして31試合に登板し、防御率0.58と圧巻の数字を残すと、翌年以降もブルペンの中心選手として屋台骨を支えている。
 
 一岡と同じ年に人的補償でソフトバンクから日本ハムに移籍した藤岡は、日本ハムでこそ目立った成績は残せなかったが、今季DeNAで32試合に登板し、防御率1.86とリリーバーとしての輝きを取り戻している。

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