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楽天から美馬学がFA移籍、人的補償は誰に? 千葉ロッテのプロテクトリスト28人を予想

2019/11/29

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捕手


 捕手は、正捕手の田村龍弘をプロテクトした。ドラフト2位で大卒の佐藤都志也の獲得もあり、2番手以降はし烈な争いとなることが予想される。楽天は、今オフ嶋基宏を放出し、若手の競争を促した。新たに若手の捕手をロッテから獲ることや、2018オフに戦力外としたベテランの細川を指名するというのは考えにくいだろう。

内野手


 内野陣では、井上晴哉(一塁)、中村奨吾(二塁)ら主力は優先的にプロテクト。トッププロスペクトの安田尚憲(三塁)、遊撃手候補の平沢大河、藤岡裕大も守りたいところだ。安田が三塁に定着できなくても通年三塁を守れるレアードの残留が決まっていて、二、遊間のバックアップとして期待の高い西巻賢二も今オフ獲得した。若返りを進めるにあたって、現状必要な最小限のピースは守り切れるのではないか。

外野手


 外野陣は、今季ベストナインを獲得した荻野貴司、ゴールデンルーキー藤原恭大を真っ先にプロテクトしたい。だが、ここからは意見が分かれるところだろう。
 
 今季主に外野を守ったのは清田、角中のベテラン組、そして加藤翔平、岡大海、菅野剛士の中堅組だ。清田と角中は、今季ともに打率.250台。清田は2016年から低迷を続けており、プロテクトを外れるのもやむを得ない。また、角中は出塁率こそ.359をマークしたものの、同じ左打者の福田秀平をFAで獲得したことから、出番減は必至だ。
 
 中堅組の中では、長打もあり俊足の持ち主でもある岡大海は使いやすく、大化けも期待できる存在。一方、岡と同い年の加藤翔平は、開幕ダッシュこそ成功したが、以降は低迷し明暗分かれる結果となった。また、菅野も2年目ながら、社会人出身の26歳であることを考えると、高卒ルーキー山口航輝の方が優先されるのではないか。

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