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巨人が主役となった2018年のFA戦線。FA移籍・人的補償選手の2019シーズンを振り返る

2019/11/28

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丸 佳浩外野手
広島東洋カープ→読売ジャイアンツ
今季成績:143試合、打率.292、156安打、27本塁打、89打点、12盗塁、OPS.883
 
 2年連続シーズンMVPの看板を引っ提げて巨人に移籍した丸。2番・坂本、3番・丸の「サカマル」コンビでチームを牽引し、リーグ優勝へと導いた。また、ゴールデン・グラブ賞には7年連続で選出するなど、期待通りの活躍をみせたと言えるだろう。
 
 
人的補償:長野久義外野手
今季成績:72試合、打率.250、45安打、5本塁打、20打点、OPS.693
 
 内海と同じく、巨人から流出した主力選手として脚光を浴びた長野。しかし、自身最少の72試合の出場にとどまり、打率.250、5本塁打と淋しい成績となった。FA権を有しながら、残留を表明し、来季の再起にかける。
 
 

西 勇輝投手
オリックス・バファローズ→阪神タイガース
今季成績:26試合(172回1/3)、10勝8敗、1完封、112奪三振、防御率2.92
 
 オリックスから阪神に移籍した西は、エースとして獅子奮迅の活躍。19試合でクオリティスタート(QS)を達成するなど、安定感が光った。大逆転でクライマックスシリーズ進出を決めた9月には、4戦4勝で月間MVPにも輝いた、また、阪神の投手として初めてとなるゴールデン・グラブ賞も獲得している。
 
 
人的補償:竹安大知投手
今季成績:10試合(54回)、3勝2敗、1完封、37奪三振、防御率4.50
 
 竹安は、移籍によって出場機会を増やし、自己最多となる10試合に登板。3勝を挙げるなど、来季以降にも期待を抱かせる内容でシーズンを終えた。来季は、好投手の揃うオリックスで、先発ローテーションに食い込みたい。

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