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オリ、”関西ダービー”で動員記録更新 借金完済へチーム浮上の予感【どら増田のオリ熱コラム#42】

オリックスは交流戦最後のカード、阪神戦で観客動員数を更新した。チームも3タテで、一時のどん底の状態が抜け出した。19日からはレギュラーシーズンが再開。開幕前は優勝候補と言われたオリックス、ついに浮上となるか?

2015/06/15

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チームは浮上の予感

 今年の交流戦では週末開催と日程に恵まれていた広島戦、阪神戦はもちろん、平日開催のヤクルト戦も自由席がギッシリ埋まっていた。チームは交流戦を2カード終えたところで森脇監督が休養に入り、借金も最大19まで膨らんだ。

 しかし中島、小谷野が1軍復帰すると、開幕当初に期待していた実力を発揮。そしてファンから待望されていた宮崎が1軍昇格後に、期待以上の大活躍を見せている。
 昇格組の熱が安達やT-岡田、伊藤、縞田にも連鎖していることもあり、ファンからは「小谷野と宮崎がいるだけでこんなにも変わるのか!」という声が飛ぶほど、ベンチの空気は一変した。

 結果、交流戦ラスト4試合は4連勝、8勝10敗の成績で終了した。

 福良監督代行になってからの成績は6勝6敗の5割。
 公式戦に戻ってから真価が問われることになるが、13日が16安打15得点、14日が17安打10得点と大爆発した打線には、今季のオリックスに足りなかったつながりと爆発力があり、投手陣も交流戦防御率2.61と楽天に続いて2位の成績だ。

 投手陣は先発のディクソンと西が好調をキープ、金子千尋は13日の阪神戦で完全復活をアピール、ルーキーの山崎福也もきっかけをつかんだ。平野佳寿と佐藤達也を入れ替えたリリーバーの配置転換も当たっており、14日の試合後に西が笑顔で叫んだ「借金返済しまーす!」という言葉には、交流戦終盤に投打がようやく噛み合って来たことで、現実味を帯びている。

 19日のほっともっと神戸から再開する公式戦は、開幕カードで3連敗を喫した西武との3連戦。オリックスが巻き返すには、交流戦終盤の勢いを止めることなく、西武をしっかり叩くしかない。

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