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西武、2年連続23度目のパ・リーグ制覇! 強力打線と鉄壁リリーフ中心に執念8.5ゲーム差逆転

2019/09/25

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主砲・山川が43号2ラン、鉄腕・平井が81試合登板

 埼玉西武ライオンズは24日、ZOZOマリンスタジアムでの千葉ロッテマリーンズ戦に快勝。2位の福岡ソフトバンクホークスが敗れたため、マジック「2」から一気に2年連続23度目の優勝を決めた。
 
 優勝マジック「2」でこの日を迎えた首位・西武は2回、ロッテ先発の二木康太投手を攻め1死一、二塁とすると、7番の栗山巧外野手が中前へ適時打を放ち1点を先制。さらに中堅を守る荻野貴司外野手の守備がもたつく間に二、三塁とチャンスが続く。
 
 続く木村文紀外野手の四球で満塁とし、この絶好機に9番の金子侑司外野手の左前適時打で1点追加。なおも満塁で1番の秋山翔吾外野手が中堅へ走者一掃の3点適時三塁打を放ち5-0とし、試合の主導権を握った。
 
 西武は、3回に主砲・山川穂高内野手の第43号2ラン本塁打が飛び出し7-0とすると、投げては10連勝中の助っ人ザック・ニール投手が6回3失点と試合を作りリードを守る。そして8-3で迎えた7回には押し出し四球や源田壮亮内野手の適時内野安打などで一挙4得点。12-3として試合を決めた。
 
 7回以降の継投も、平良海馬投手、小川龍也投手、81試合目の登板となった平井克典投手と繋ぎ、最後はクローザーの増田達至投手が3者凡退に打ち取って試合終了。終わってみれば12-4の快勝を飾り、ニールは自身11連勝となる12勝目(1敗)をマークしている。
 
 そして、ほぼ同時刻に行われていた2位とソフトバンク対3位東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天生命パーク)でソフトバンクが敗れたため、西武が2年連続23度目のパシフィック・リーグ優勝を決めた。
 
 西武は今季、エース左腕だった菊池雄星投手や炭谷銀仁朗捕手、中軸の浅村栄斗内野手を他球団に放出して迎えたシーズンで、一時は首位と8.5ゲーム差をつけられたが逆転。就任3年目を迎えた辻発彦監督の下、“山賊打線”の異名を持つ強力打線と中継ぎ投手陣がシーズンを通じて力を発揮した。
 
 また、4位のロッテが敗れ楽天が勝ったため、楽天の2年ぶり4度目となるクライマックスシリーズ(CS)進出が決定。一方のロッテは、3年ぶりのCS進出はならなかった。
 
 西武は10月9日から始まるCSファイナルステージでソフトバンクと楽天の勝者と対戦することとなり、2008年以来11年ぶりの日本シリーズ進出と日本一を狙う。