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【春季キャンプ見どころ・ロッテ】鈴木大地は定位置確保なるか、ドラ1コンビ安田・藤原の台頭に期待

2019/02/02

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内外野ともに競争はし烈を極める


 この春季キャンプでもっとも危機感を抱いているのは鈴木大地だろう。
 
 昨季のシーズン後、井口資仁監督が「来季は安田を使う」と公言しているのだ。加えて、日本ハムからホームランと打点を稼げる打者として、レアードを獲得。2017年シーズンまでキャプテンだった男には定位置が確約されていないのである。
 
 セカンドのレギュラーは中村奨吾がほぼ手中に収め、遊撃手は藤岡裕大、平沢大河、三木亮らで激しく競っている。一塁には井上晴哉がいるし、指名打者(DH)は新外国人のバルガス、あるいは角中勝也。三塁をツープラトン起用したとしても、先の2人のどちらかがDHに回ってくることもある。鈴木にとっては、ポジション探しをするキャンプになるだろう。
 
 一方の外野陣は、センターに荻野貴司、レフトが角中勝也で決まりだろう。右翼手を昨季、シーズン途中で加入した岡大海、ベテランの清田育宏、そして、ルーキーの藤原恭大で争うという構図になるはずだ。井口監督なら、思い切って藤原の起用に踏み切るのではないかとも見られる。キャンプ・オープン戦次第では、高卒の開幕スタメンの可能性も十分にあり得るが、岡や清田、あるいは、加藤翔平、菅野剛士らが割って入るか、し烈な争いとなりそうだ。
 
 
氏原英明

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