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「目指せ!和製トラウト」大田泰示、ニュータイプの4番打者の可能性

今季、開幕前からレギュラーとして期待されていた大田泰示。オープン戦で肉離れを起こして出遅れたが、4月末に1軍昇格すると高打率をマーク。阿部を筆頭に主力選手が離脱する中、巨人の4番として出場している。そんな大田は新しいタイプの4番打者になれる可能性を秘めている。

2015/05/10

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攻めの姿勢こそ、大田の持ち味

ファンが期待するのは、ニュータイプの4番打者像である。
入団時は背番号55を託され長距離砲のイメージが強い大田だが、元々そのスピードを武器に1軍でチャンスを掴んだ選手だ。
イースタンでは3年目の11年にリーグ2位の28盗塁を記録した。
長打力だけでなく、強肩で足も速い日本では珍しいタイプの大型外野手。
大田自身も理想の選手像として、メジャーリーガーのマイク・トラウト(エンゼルス)の名を挙げている。
トラウトは23歳の若さにして、すでにメジャーのスーパースター。
12年には30本塁打・49盗塁で盗塁王獲得。昨季は36本塁打でアリーグMVPを受賞した。
ともに右投右打。年齢もわずか1歳差。身長も188センチと両者のサイズはほぼ同じ。ついでに三振率が高いのも共通している。

もちろん、大田はまだ1度もシーズンを通して働いたことがない。
だが、プロ7年目にして、初めてシーズン序盤から1軍でレギュラー起用される24歳の春。
ようやくここまで来たのだ。
「55番から44番になった時は寂しい思いもありました。
でも自分が決めたことでもないので、そんなに深刻に考える必要もなかった。
ただ僕は頑張って結果を出して、ファンの方々にもう一度認めてもらおうと思いました」
東京ドームでインタビューした時、大田のユニフォームの膝小僧に補修した跡があった。
まさに身体の大きな野球小僧。
屈託のない笑みを浮かべて写真撮影に応じる背番号44。
これからどんな野球人生になろうと、ずっとそのままでいてくれよと思った。

打順が何番でもファーストストライクから果敢に振っていく攻めの姿勢。
ベンチや球場のファンを鼓舞するかのような大田泰示のフルスイング。
それでいい。それがいい。
サッカー界の名将イビチャ・オシムは口癖のように言っていた。

「恐れるな。リスクを冒せ」と。

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