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獅子期待のドラ1、高橋光成 大器の片りんをみせたストレート【中島大輔 One~この1球をクローズアップ】

ライオンズに2014年ドラフト1位で入団した高橋光成。前橋育英時代には2年生で夏の甲子園を制した。将来の右のエース候補は2軍で着実に成長している。今回はその期待の右腕をクローズアップしたい。5月3日、イースタンリーグ対千葉ロッテ戦の7回、井上晴哉との場面だ。

2015/05/05

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本拠地で、いいスタートを切れた

 この日までにイースタンリーグの5試合に登板していたが、最近の状態は決してよくなかったという。とりわけ苦しんでいたのが、制球だ。

 ロッテと対戦した西武プリンスドームでの登板を潮崎哲也2軍監督がベンチから見る限り、メカニックなどの違いはまったく見られなかったという。だが、本人が手応えを感じていた通り、指揮官の目にも光るものが感じられた。

「ストレートの軌道が良かったかな、今日は。受けている上本も言っていたけど、『今日の真っすぐ、いいですよ』って。受けているキャッチャーが言うくらいだから、相当よかったんだと思う」

 昨年12月のドラフト新入団選手発表の頃と比べ、体がかなり引き締まっていた。投げる体力については「まだまだ、全然です(苦笑)」というが、「筋力はついてきたと思います」。潮崎2軍監督は、「着実にレベルアップしているんだなというのは、感じるところかな」と評価している。

 この日、西武プリンスドームに来ていた他球団のスコアラーからは、「フォークがいい」という声が上がっていた。実際、7回には金澤岳、8回には香月を落ちるボールで三振に仕留めている。
 だが、そうした話を高橋に振ると、しかめ面を見せた。

「今日のフォークはよくなかったと思います。自分の理想とするフォークが投げられなかったので。真下に落ちるのが自分のなかでは理想だと思うんですけど、今日はバラバラしてしまったので、まだまだかなと思います」

 決して100点の投球ではない。だが、最大の持ち味であるストレートに手応えを感じることができた。何より、本拠地の西武プリンスドームで納得のいく球を投げられた。

「これからずっとお世話になる場所なので、いいスタートを切れたんじゃないかなと思います。自分が思っている以上に、お客さんに入っていただいていましたね。もっと人が入っている環境でこれから投げると思うので、すごく楽しみになりました」

 昨年末の新入団選手発表会の頃、「シーズン後半に1軍で投げられれば」と話していた。合わせる照準に向け、ゴールデンルーキーは順調に育っていることが確認できたマウンドだった。

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