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ソフトバンク、“攻撃的布陣”が不発 工藤監督も舌巻くジョンソンの投球 本拠地3連戦へ「しっかり切り替える」

2018/10/29

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 「SMBC日本シリーズ2018」第2戦が28日、マツダスタジアムで行われ、福岡ソフトバンクホークスは広島東洋カープに1-5で敗れた。
 
 第1戦から先発メンバーを大きく入れ替えたソフトバンク。前日は代打出場だったアルフレド・デスパイネ外野手を「5番・左翼」で先発起用する“攻撃的布陣”を敷いた。
 
 「序盤になんとか攻略出来たら。そこでリズムを崩せれば」と工藤公康監督はオーダーの意図を語る。だが、広島先発クリス・ジョンソン投手を打ち崩せず。7回1得点に沈んだ。「うちのバッターも調子は悪くないという風に思いますけど、さらに上回るピッチングをされてしまった」と舌を巻いた。
 
 さらに守備にほころびが出た場面も。初回、先頭の田中広輔内野手の左翼への打球をデスパイネがスライディングキャッチを試みて失敗。記録は二塁打となり、先発リック・バンデンハーク投手の立ち上がりを挫く結果となった。
 
 3回には無死一塁から菊池涼介内野手の打球を二塁の川島慶三内野手が悪送球。無死二、三塁とピンチを広げてしまい、結果この回2点を失った。
 
 指揮官は試合後、「ミスをすることはある。その後に川島はフォアボールで出たり、何とかしようという気持ちはみんなにあった」と試合を振り返った。デスパイネの守備に関しては「あれは普通の外野でも取れなかったと思う」とした。
 
 1敗1分で本拠地・福岡に戻るソフトバンク。この日は主砲・柳田悠岐外野手のシリーズ初安打が生まれ、工藤監督は「大竹がクライマックスの時より良くなってきてる。グラシアルも良い状態を保っている」と前向きだ。「日本シリーズは4つ勝った方が勝ち。しっかり切り替えて自分たちの戦いをできるようにしていきたい」と30日からのホーム3連戦を見据えた。
 
 
取材・氏原英明、文・ベースボールチャンネル編集部