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広島・鈴木、4番の役割果たしホームでの先勝に安堵 「KJのおかげ」と先発左腕を絶賛

2018/10/28

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ジョンソン「石原が良いリードをしてくれた」女房役のベテラン捕手に感謝

 福岡ソフトバンクホークスと広島東洋カープによる「SMBC日本シリーズ」第2戦が28日、マツダスタジアムで行われ、広島が5-1で快勝。シリーズ成績を1勝1分とした。
 
 前日第1戦の引き分けを経て、欲しかった「1勝目」を先に掴んだのは本拠地の大声援を背にする広島だった。
 
 先制のタイムリー内野安打、5回にダメ押しの2点タイムリー安打を放つなど3安打3打点と活躍し、4番の役割を果たした鈴木誠也外野手は、ヒーローインタビューで「マツダスタジアムで1勝したいと思っていた」と安堵の表情。そして7回1失点と好投し、ともにお立ち台に上った先発クリス・ジョンソン投手の横で「KJ(ジョンソンの愛称)がしっかり抑えてくれたので、その波に乗って打者陣もどん行けてたので、きょうはKJのおかげ」と左腕を称えた。
 
 自身の5回のタイムリー安打については「(相手先発のリック・バンデンハークは)なかなか点を取れる投手じゃない。チャンスでしっかり点が取れたのは本当に良かった」と冷静なコメント。第3戦以降はヤフオクドーム(福岡)に戦いの舞台を移すが「相手もめちゃめちゃ強い。ホークスファンの声援は凄いと思うので、その雰囲気に飲まれないようにしっかり自分たちの野球ができるように、良い試合ができるように」と意気込んだ。
 
 また、ジョンソンも「石原(慶幸)が良いリードをしてくれて、彼のミットを目がけて投げるだけだった。7回は疲れてきて失点したが、石原がよく組み立ててくれたと思う」と話し、17年目のベテラン捕手を称えながら納得の投球に笑顔を見せた。
 
 投打がかみ合い、1984年以来34年ぶりの日本一へ向けてまず1勝を刻んだ広島。打順を大幅に変更したソフトバンクにやりたい野球をさせず、敵地での第3戦へ向けても良い流れを作ることができた。
 
 それでも、現役時代を含めて日本一の経験がない緒方孝市監督は表情を崩すことなく「厳しい戦いが続くと思うが、福岡でも一戦一戦自分たちの野球をやりたい」と気を引き締め、球場へ詰めかけたファンに必勝を誓っていた。