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ドラフト、球団別補強ポイントは? 5年後の陣容から探る指名すべき選手<日本ハム・ソフトバンク・西武>

2018/10/22

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福岡ソフトバンクホークス

補強ポイント 左腕投手/中長距離打者
 
<現在ローテ>    <5年後>
千賀滉大(25歳)    石川柊太(32歳)
バンデンハーク(33歳) 東浜巨(33歳)
東浜巨(28歳)     笠原大芽(28歳)
中田賢一(36歳)    松本裕樹(27歳)
ミランダ(29歳)    高橋純平(26歳)
大竹耕太郎(23歳)   古谷優人(24歳)
 
<中継ぎ>      
嘉弥真新也(29歳)   田浦文丸(24歳)
二保旭(28歳)     松田遼馬(29歳)
岡本健(26歳)     岡本健(31歳)
石川柊太(27歳)    高橋礼(28歳)
 
<セットアッパー>
モイネロ(23歳)    加治屋蓮(32歳)
加治屋蓮(27歳)    田中正義(29歳)
 
<クローザー>
森唯斗(26歳)     森唯斗(31歳)
 
 故障者が続出しても、リーグ2位と選手層の厚さを見せた。来季以降は、クローザー・サファテらが復帰して、王座奪還は視界に入るだろう。
 
 さらに先の青写真を考えると、国内FAでソフトバンクを出ることは考えにくく、あるとしたらメジャー挑戦だ。千賀滉大、武田翔太にその可能性を感じるが、2人が移籍しても投手陣は豊富だ。
 
 投手陣に厚みを加えるなら、左腕が中心となるはずだ。今季、大竹耕太郎が育成から支配下に登録された。パリーグには左の好打者が多く、サウスポーは重宝される。補強ポイントとみていいだろう。
 
<現在のラインアップ> <5年後>
1(右)上林誠知(23歳)   (遊)今宮健太(32歳)
2(二)牧原大成(26歳)   (二)三森大貴(24歳)
3(左)中村晃(29歳)    (中)上林誠知(28歳)
4(中)柳田悠岐(30歳)   (指)柳田悠岐(35歳)
5(指)グラシアル(33歳)  (左)中村晃(34歳)
6(三)松田宣浩(35歳)   (右)真砂勇介(29歳)
7(一)明石健志(32歳)   (捕)甲斐拓也(31歳)
8(遊)今宮健太(27歳)   (三)増田珠(24歳)
9(捕)甲斐拓也(26歳)   (一)美間優槻(29歳)
 
 今季は野手陣のけがも多かった。こちらも選手層は厚いが、今後は主力選手の後継者問題に直面する。海外移籍があり得るとしたら、能力的には柳田悠岐くらいだが、選手人数が多い球団のため、いつまでも同じ選手でチームを回すわけにはいかない。
 
 内川聖一、松田宣浩はもちろんのこと、柳田、中村晃、今宮健太に続く選手を見つけなければならない。その観点では、中軸を打てる打者は必要だろう。5年後の青写真では、上林誠知がチームを引っ張る存在になるだろうが、中・長距離ヒッターがほしいところだ。
 
 どのクラスの選手を長くチームに残し、新たな血をどこに入れるのか。いかなるビジョンを描くのかが課題となりそうだ。

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