大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



巨人・菅野はエースの存在感発揮、球団最年少の中日・小笠原、日本ハム・ロドリゲスは…開幕投手の今季は?

2018/10/16

text By

photo

Getty Images



パ・リーグ

菊池雄星(埼玉西武ライオンズ)
23試合 163回2/3 14勝4敗 16QS 153奪三振 49四死球 防御率3.08 WHIP1.03
 
 昨季16勝6敗、防御率1.97の成績で投手2冠を獲得した菊池。今季もエースとしての活躍が期待される中、開幕戦は7回4安打2失点で勝利投手となった。防御率こそ昨季より数字を悪化させたが、WHIP1.03はリーグ2位の数字をマーク。チーム10年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
 
 
千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス)
22試合 141回 13勝7敗 13QS 163奪三振 63四死球 防御率3.51 WHIP1.23
 
 昨季最高勝率のタイトルを獲得し、今季は育成出身初の開幕投手に抜擢された。7回を無失点に抑える力投をみせた。8月には4試合の登板で4勝0敗、防御率0.86をマークし、育成出身選手として初めての月間MVPにも輝いた。来季はエースとして、1年を通じての活躍が求められる。
 
 
ブライアン・ロドリゲス(北海道日本ハムファイターズ)
9試合 37回2/3 3勝2敗 2QS 23奪三振 15四死球 防御率5.26 WHIP1.41 ※うち救援2試合
 
 来日1年目で開幕投手の大役を任された。しかし、2回1/3を9安打8失点の大炎上。栗山英樹監督の期待に応えることはできなかった。その後は2軍暮らしが長く続いたが、8月に再昇格を果たすと同28日に待望の来日初勝利を挙げた。9月以降は4試合に登板し白星を2つ積み上げたが、シーズンを通して求められた活躍は果たせなかった。
 
 
西勇輝(オリックス・バファローズ)
25試合 162回1/3 10勝13敗 15QS 119奪三振 42四死球 防御率3.60 WHIP1.22
 
 プロ10年目で初の開幕投手に選ばれた。だが、開幕戦は8回途中2失点の力投を見せるも、味方の援護なく黒星を喫した。2度目の登板以降も粘り強く先発の役割を果たしたが、負け投手となり開幕3連敗し、今季初勝利は4月21日だった。それでも1年間大崩れすることなく先発の柱として役割を果たし切った。
 
 
涌井秀章(千葉ロッテマリーンズ)
22試合 150回2/3 7勝9敗 15QS 99奪三振 45四死球 防御率3.70 WHIP1.31
 
 西武在籍時を含め今年で9回目の開幕投手となった涌井。今年も7回を無失点に抑える好投だったが、チームは延長戦の末、敗北した。今季も昨季同様勝ち星に恵まれず2桁勝利は逃したが、13試合で7回以上投げるなど、スタミナは未だ健在。来季は自身10回目の開幕投手となれるか注目したい。
 
 
則本昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)
27試合 180回1/3 10勝11敗 15QS 187奪三振 54四死球 防御率3.69 WHIP1.23※うち救援1試合
 
 開幕戦7回1失点と好投した則本。今季は5年連続となる奪三振王に輝いた。さらにデビューから6年連続となる2桁勝利は、江夏豊氏(阪神タイガース在籍時)以来の快挙となった。また5年連続で180回をクリアした。昨季よりは数字を落としたものの、エースに相応しい活躍でチームを引っ張った。今季最下位に沈んだチームを来季こそはAクラスに導きたい。
 

1 2 3