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ドラフト目前、今年の大卒は“巨人・岡本世代” 96年生まれ高卒プロの4年間は?

2018/10/18

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パ・リーグ

<埼玉西武ライオンズ>
高橋光成投手(1位・前橋育英)
玉村祐典投手(4位・敦賀気比卒)※2018年戦力外
山田遥楓内野手(5位・佐賀工)
戸川大輔外野手(育1・北海)※2015年オフ支配下登録
 
 高橋はルーキーイヤーに1軍8試合に登板し、5勝2敗1完封、防御率3.07と翌年以降に期待を持たせる成績を残した。だが、2年目の16年は22試合で4勝11敗と大きく負け越し。3年目以降は右肩痛の影響もあり出場機会が激減。今季も3試合の登板にとどまった。5位指名の山田は今季1軍デビューし、プロ初先発で初安打となる本塁打を記録した。
 
 
<福岡ソフトバンクホークス>
松本裕樹投手(1位・盛岡大付)
栗原陵矢捕手(2位・春江工)
古澤勝吾内野手(3位・九州国際大付)
笠谷俊介投手(4位・大分商)
幸山一大外野手(育1・富山第一)
齋藤誠哉投手(育2・磐田東)
山下亜文投手(育3・小松大谷)
堀内汰門捕手(育4・山村国際)※2018年支配下登録
柿木映二投手(育5・柳川)※2017年戦力外
金子将太外野手(育6・大間々)※2016年戦力外、BCリーグ所属
 
 この年、育成選手を含め12球団最多となる10人の高卒選手を指名したソフトバンク。しかし、選手層の厚さからか、主力級の活躍を見せる選手はまだ出てきていない。
 
 1位指名の松本は16年に1軍デビュー。17年は15試合に登板し、プロ初勝利を挙げが、今季は6試合出場にとどまった。2位の栗原は今季プロ初安打をマーク。4位の笠谷は通算12試合に登板している。
 
 
<北海道日本ハムファイターズ>
清水優心捕手(2位・九州国際大付)
淺間大基外野手(3位・横浜)
石川直也投手(4位・山形中央)
立田将太投手(6位・大和広陵)
高濱祐仁内野手(7位・横浜)
太田賢吾内野手(8位・川越工)
佐藤正尭内野手(9位・愛知啓成)※2015年戦力外
 
 4位の石川が昨季37試合に登板して頭角を現すと、今季は52試合に登板し、防御率2.59、19セーブを挙げる活躍をみせた。2位指名の清水は捕手として今季86試合に出場し、7本塁打を放つなどパンチ力のある打撃を見せつけた。3位の淺間は1年目から100打席以上立つなど期待されているが、17年に腰部椎間板ヘルニアの手術を受けるなど、けがでレギュラーをつかみ切れていない。
 
 
<オリックス・バファローズ>
宗佑磨内野手(2位・横浜隼人)
佐野皓大投手(3位・大分)※外野手転向
齋藤綱記投手(5位・北照)
鈴木優投手(9位・雪谷)
 
 宗は今季オープン戦で打率3割をマークするなど活躍し、開幕戦1番打者に大抜擢。しかし、終わってみれば打率.233と期待された程の結果を残せなかった。投手として入団した佐野は、野手に転向し昨オフに育成契約となった。7月に支配下登録され1軍出場を果たしている。
 
 
<千葉ロッテマリーンズ>
岩下大輝投手(3位・星稜)
香月一也内野手(5位・大阪桐蔭)
脇本直人外野手(7位・健大高崎)※2017年戦力外
 
 岩下は今季1軍で18試合に登板。主に中継ぎとして登板したが、先発した2試合でも安定した成績で来季以降の飛躍が期待される。5位の香月は16年に1軍デビューするも、今季は出場機会がなかった。
 
 
<東北楽天ゴールデンイーグルス>
安樂智大投手(1位・済美)
小野郁投手(2位・西日本短大付)
八百板卓丸外野手(育1・聖光学院)※2017年支配下登録
 
 安樂は1年目に初先発で初勝利を挙げたが、4年間で通算5勝12敗と勝ちに恵まれていない。今季は右肩の張りの影響で開幕1軍を逃すと、2試合のみの登板でいずれも黒星を喫した。八百板は17年に支配下登録され、今季1軍の試合に初出場し、初安打を放った。

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