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オリ新4番・カラバイヨ活躍の陰にラミレスの存在【どら増田のオリ熱コラム #28】

故障者続出のオリックス。低迷する打線の中で今年から復帰したカラバイヨが1人、予想外ともいえる大活躍を見せている。

2015/04/18

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ベースボールチャンネル編集部



カラバイヨにつられるように、キャプテン・糸井も復調傾向

 今季のカラバイヨはここまで7試合出場、打率.417(24-10)、ホームラン3本、打点9、出塁率が.464の記録を残している。まだ試合数が少なくアウトになった14打席中、三振が10というのは気になるところだが、チーム打率.224という異常事態であることを考えればまさに救世主といえよう。
 16日の試合では、小谷野と川端の連打で試合を決めたため、カラバイヨにヒーローインタビューの機会が巡ってこなかったが、3回に放った同点タイムリーはヒーローに値する一打だったし、6回の大きな犠牲フライはダメ押し点となった。

 中島やT-岡田がスランプに陥っている中、カラバイヨにつられるように心配された糸井が昨日の猛打賞で復調の兆しが見えている。安達や坂口、竹原ら打撃陣は全体的に状態が上向きだ。ブランコもバッティング練習を再開した。
 不安な投手陣も井川や岸田が二軍で投げ始め、平野佳寿も復帰の見通しは立っている。先発陣も、16日に先発した東明のように我慢のピッチングをすることで巻き返しを図ってもらいたい。

 18日からは、ほっともっとフィールド神戸で「がんばろうKOBE」が開催される。震災20年という節目の年にブルーウェーブが復活をする以上、”強い”オリックスを見せてほしい。青波打線を引っ張るのはもちろん”救世主”カラバイヨだ。

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