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黒田博樹と新井貴浩 カープを愛した、かつての投打の柱が再び主役になった日

黒田博樹の復帰3試合目。この試合も辛抱強く、ゲームをつくった。6回2失点で2勝目。連敗時のうっぷんを晴らすような快勝でカープは3連勝を飾った。黒田に勝利をプレゼントしたのは、2007年にともにカープを去り、7年ぶりにともに復帰した新井の一打だった。

2015/04/12

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黒田に勝利をプレゼントした新井の一打

 黒田に勝利をプレゼントしたのは新井貴浩。1対1の同点で迎えた6回無死1、3塁のチャンスに、あのハンマー投げのフィニッシュのような独特のフォームで放った強打は、あわやスタンドインという勝ち越し打。これで勢いづいたカープは4得点。一気に勝負を決めてしまった。

 思い起こせば2007年。黒田と新井は、ともにカープを去った。
 カープをもっとも愛した投打の主役が不在となった7年間のブランクは、優勝に飢えたカープファンにとっては失われた月日でもあった。あの年を契機に、素直にカープの勝利を喜べなくなったファンは、ひとりやふたりではなかっただろう。

 黒田が先発した試合に新井がスタメンに名を連ね、新井の勝ち越しとなるタイムリーで黒田が勝ち投手となったをこの試合が、ふたりが真にカープに復帰した日であり、またカープファンがあの忌まわしい記憶から解放される慶びの日ともなった。

 ときおり目頭を潤ませてヒーローインタビューに答えていた新井の涙が印象的だった。あの2007年の移籍会見で流した悔し涙の代わりに、うれし涙で紅潮させた晴れやかな表情が。

 7年のときを経て、新生カープのベンチ奥に重石となって控えることになった黒田と新井。このふたりが同じグラウンドで結果を出した初めての試合。
 ここからようやく新生カープがスタートしたといってもいいのだろう。

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