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パは柳田悠岐(ソフトバンク)、セは浅尾拓也(中日)が週間MVP 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第1週(3/27-4/5)】

日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。原則として月曜日に発表する。2カード6試合ごとの集計となるが、開幕週だけは3カード、9試合での集計とする。

2015/04/06

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ロッテの涌井が1位に

 今度は投手陣だ。PR(Pitching Run)順とした。リーグの平均防御率よりどれだけ傑出しているかを見る数値となる。投球回数の多い先発投手が有利になるが、抜群の成績の救援投手もランキングに入ってくる。先発、救援別にMVPを決めたい。

 野手と同様にパリーグから見ていこう。

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 ロッテの涌井は1完投を含む2勝。15回を投げて自責点1。西武の野上は2試合に先発して自責点0。昨日のソフトバンク戦は失策で失点し、敗戦投手となったものの、安定した登板が続いている。西武の開幕投手牧田も好調だ。スタンリッジは一昨日完封した。
 最多勝はスタンリッジ、西武の郭俊麟、日本ハムの大谷翔平、千葉ロッテの涌井が2勝。奪三振は大谷翔平。
 救援投手では西武の高橋朋己が4セーブ、日本ハムの鍵谷と西武の増田が4ホールド。西武は8回、9回の勝利の方程式が安定していることが今の位置につながっている。

 ジョンソン・高木勇ら新戦力が結果を出す

 続いてセリーグだ。

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 投手陣の不安が囁かれたヤクルト。開幕投手の小川が素晴らしい投球を見せている。広島のジョンソンは開幕2戦目に完封。巨人の新人・高木勇人は昨日、新人第一号の完封勝利を記録した。
 最多勝は巨人の高木と中日の高橋聡文、阪神・松田遼馬の2勝。高橋と松田は救援投手だ。延長戦を制していることが勝利数に影響している。
 最多セーブは今季から岩瀬仁紀に変わって中日のクローザーを務める福谷浩司と、阪神の呉昇桓が3。ホールドは中日の浅尾拓也と又吉克樹が4。中日の好調は救援陣の踏ん張りによるところが大きい。
 なお最多奪三振は中日の八木の14。八木は先日、広島の黒田博樹に投げ勝った。

 開幕3カードのMVPは以下の通りとした。
 パの先発投手はロッテの涌井、救援投手は日本ハムの鍵谷。
 セの先発投手はヤクルトの小川、救援投手は中日の浅尾。

 今週のパの投打のMVPは、傑出した打撃でチームを引っ張った柳田悠岐、セはセットアッパーとして安定した成績を残した浅尾拓也としたい。

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