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ロッテ、今季3度目カード勝ち越し 西武打線相手に奏功したバッテリーの風対応

2018/04/12

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千葉ロッテマリーンズは11日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで埼玉西武ライオンズを6-3で下し、今季3度目のカード勝ち越しを決めた。
 
 ロッテは2点を先制された1回裏、2死満塁で6番・菅野剛士外野手のライトへの適時三塁打で逆転に成功。3回にも菅野、福浦和也内野手の連続二塁打で1点を追加した。6回にも2点を奪ってリードを広げた。
 
 この日は、最大風速17メートルという悪条件。両チームは風に苦しめられた。しかし、試合前の「ホームの利を生かしたい」と話していた井口資仁監督の言葉通り、ロッテは強風にうまく対応して試合の流れをものにした。
 
 先発・二木康太投手は初回に2点を失ったが、そのあとは徐々に調子を上げた。強風の影響で「全然落ちなかった」というフォークを2回以降はほとんど使わず。カーブとスライダー、直球を織り交ぜ、西武打線を6回2/3で8安打5奪三振2四球2失点に抑えた。「(田村龍弘捕手が)うまくリードしてくれました」と自身の今季初白星を振り返った。
 
 井口監督も「足を上げた時に(風で)バランスを崩していたけど、その後はクイックで投げて修正してくれて、試合をつくってくれた」と評価した。
 
 また打線は8安打に加えて8四球。風の影響で制球が定まらない相手投手の球をしっかり見極め、チャンスにつなげた。指揮官は「選球眼がよかった」と話し、同一カード3連勝に向け「しっかり取りにいきたい」と気を引き締めた。