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開幕3連勝の西武、走塁から見えた今季目指す野球。指揮官の高い理想に応える選手の意識

プロ野球開幕3連戦を終え、きょうから2カード目に入る。12球団がそれぞれ今季目指す野球の“色”が見えてきた。埼玉西武ライオンズに光るのは走塁のうまさだ。

2018/04/03

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走塁のうまさ光るも、指揮官は反省

 開幕戦や開幕シリーズには球団の色が見える。
 
 色とは、それぞれのチームが今季をどう戦っていきたいかという“施政方針”のようなものだ。
 
 埼玉西武ライオンズは開幕3連勝をマークし、絶好のスタートを切った。3試合での本塁打数は2本。これといって抜けた数字ではないが、得点は12球団トップの22点を挙げた。
 
 今季も光っているのは、得点につながる走塁のうまさだ。相手に隙があれば次の塁を奪う。辻発彦監督が昨季就任して以降、走塁への意識の高さはチームに備わった大きな武器だ。
 
 「いやいや、相手の外野がどうこうではなく、積極的にやっていかないと点は取れない。そこは、突き詰めていかないといけない」
  
 開幕戦後の囲み会見。辻監督はこちらの持ち上げをやんわりと否定したが、指揮官の言葉から高いレベルの走塁を目指していることが読み取れる。
 
 「浅村の三遊間を破った安打で(二塁走者の)源田は帰ってこないといけないし、(森の適時打で)山川も帰ってこられた。あの2つは反省する点です。大量点になったからいいけど、競った試合ではああいうところの走塁をしっかりやらないといけない」

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