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【春季キャンプ見どころ・ヤクルト】主力組のけがの具合は? 顔ぶれ見えない投手陣、戦力探しが急務

2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートする。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためのポイントはどこか。

2018/01/30

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主力組のけがは回復しているのか

 このキャンプでポイントとなるのは、第一にけが人の回復具合だろう。
 
 昨季は川端慎吾をはじめ畠山和洋、雄平、大引啓次らが次々と戦線離脱。レギュラーで元気だったのは山田哲人と坂口智隆くらいで、ベストオーダーはほとんど組めなかった。
 
 けがをした主力組のパフォーマンスが2015年リーグ優勝時の状態に戻せているか。戦える戦力が整っているかどうか。もし彼らの状態が改善していないようなら、廣岡大志、山崎晃大朗、渡邉大樹の台頭が待たれる。
 
 二つ目のポイントは投手陣だ。
 
 開幕投手に挙がるのは38歳を迎えた石川雅規、けが明けで状態がみえない小川泰弘、外国人のブキャナンだ。しかし、その後に続く投手陣の顔ぶれがみえてこない。小川ですら不透明な状況で、同じく疲労骨折を患った2年目の星知弥、本来はエース格でないといけない原樹理がいる。
 
 高卒2年目の寺島成輝、150キロのストレートが魅力の梅野雄吾、ベテラン組では、もう後がない成瀬善久、移籍5年目の山中浩史、館山昌平は戦力になるのか。救援陣は秋吉亮くらいしか計算できていない。このキャンプでは投手陣を探すのが急務になる。

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