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2017年、外国人選手の活躍ぶりは? 各球団に“優良助っ人”も<セ・リーグ編>

 優勝を狙うにあたり今や欠かせない存在となっている外国人選手。NPBでは4人までの外国人選手が1軍登録できるようになっており、チーム編成上でも非常に重要となっている。近年はメジャーリーグ経験者の助っ人も目立ち始めており、やはり”優良助っ人”の多いチームがシーズンでも上位に食い込むことが多い。今回は、2017年シーズンのセ・リーグの外国人選手たちを振り返る。

2017/12/29

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低迷ヤクルト、新加入陣は結果残せず

【ヤクルト】
・投手
ロス・オーレンドルフ:4試合 18回 0勝1敗 15奪三振 防御率5.50
プレストン・ギルメット:28試合(4先発) 54回2/3 1勝1敗2ホールド 57奪三振 防御率3.62
デービッド・ブキャナン:25試合(25先発) 159回2/3 6勝13敗 112奪三振 防御率3.66
ジョシュ・ルーキ:61試合 60回2/3 4勝6敗22ホールド7セーブ 70奪三振 防御率2.97
 
・野手
ウラディミール・バレンティン:125試合 打率.254 32本塁打 80打点
カルロス・リベロ:54試合 打率.215 6本塁打 21打点
ディーン・グリーン:25試合 打率.194 2本塁打 8打点
 
 今季はブキャナンとルーキがチームを支え、ギルメットも不安定ながら先発・中継ぎの役割を問わず活躍を見せた。一方、他球団と争奪戦にもなったオーレンドルフは期待に応えられず4試合の登板に留まり、9月にはシーズン終了を前に自由契約となってしまった。
 
 野手ではバレンティンがリーグ2位の32本塁打を放ったが、新加入のグリーン、途中加入のリベロは共に期待に応えることはできなかった。
 
 今季は球団ワーストの96敗を記録するシーズンとなったが、助っ人たちは比較的優秀な成績を残していた。そのため、来季以降の浮上には助っ人の力だけでなく、日本人選手の奮起が必要不可欠だろう。

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