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大量点差で盗塁…、勝利とセーブWゲット…判定はどうなる?【意外と知らない野球ルール3問クイズ】

野球には、様々な状況を想定した「公認野球規則」がある。このルールブックによって、想定外と思われるような珍場面でも公正な判定を下すことができる。今回は「名珍場面から振り返る野球のルール」(カンゼン、2014年刊行)より、難解な野球規則を過去の事例からクイズ形式で出題する。

2018/01/04

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正解は…

B:2つの盗塁刺が付く。
 

 2012年3月31日の日本ハム対西武でプロ野球史上初の記録が生まれた。西武の中島裕之が1イニングに2度の「盗塁刺」を記録した。
 
 3回表、まず1アウトで打者・中村剛也のときに一塁走者の中島が盗塁を仕掛けようとしたが、日本ハムの投手・武田勝のけん制に引っかかり挟殺プレーに。ここで、二塁手・田中賢介の送球が、一塁へ戻ろうとした中島の背中に当たり、田中には失策が記録された。ここで、中島にも「盗塁刺」が記録された。
 
 そして、2アウトから再びけん制にひっかかり、二塁ベース手前でアウト。これまた「盗塁刺」となった。
 
 盗塁刺については公認野球規則10.07(h)項に書かれている。
 
 「次に該当する走者が、アウトになるか、失策によってアウトを免れたと記録員が判断した場合にはその走者に盗塁刺を記録する。すなわち、(1)盗塁を企てた走者 (2)塁を追い出されたために次塁へ進もうとした走者(元の塁に戻ろうとした後に次塁へ進もうとした走者も含む) (3)盗塁を企ててオーバースライドした走者がそれである」
 
 つまりは、守備陣の失策によってアウトにならなかったとしても「盗塁刺」が記録されるということ。
 
 なお【注2】には「塁を追い出された走者が、元の塁に戻ろうとしてアウトになるか、失策によってアウトを免れた場合には、その走者に盗塁刺を記録しない」とある。
 
 最初のプレーはこれに該当しそうだが、記録員が「盗塁を企てた」と判断したため、10.07(h)(1)が適用されたと推測できる。

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