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ボールボーイがまさかの…、二塁へ激烈スライディング…判定はどうなる?【意外と知らない野球ルール3問クイズ】

 野球には、様々な状況を想定した「公認野球規則」がある。このルールブックによって、想定外と思われるような珍場面でも公正な判定を下すことができる。今回は「名珍場面から振り返る野球のルール」(カンゼン、2014年刊行)より、難解な野球規則を過去の事例からクイズ形式で出題する。(2017年12月30日配信分、再掲載)

2020/04/02

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正解は…

B:ボールボーイに触れた瞬間、ボールデッドとなり、触れなかった場合は二塁打の判断で二塁までの安全進塁権が与えられる。
 
プロ野球の試合では一塁側、三塁側のファウルゾーンに必ずボールボーイがいる。球場内のファウルボールをすみやかに捕りに行くのが仕事だが、まれにフェアの打球まで捕ってしまう珍事も…。
 
 2007年4月17日、スカイマークスタジアムで行われた巨人対広島。 6回表、広島の前田智徳が引っ張った打球はライト線への二塁打となるはずだった。クッションボールによっては、三塁打の可能性もあった。ところが、一塁側のボールボーイがファウルと勘違いしたのか、この打球に触れてしまった。
 
 公認野球規則3.15を見ると、どのような判定を下せばいいかが書かれている。当該箇所を抜粋し、確認してみよう。
 
 「しかし、故意の妨害のときには、妨害と同時にボールデッドとなり、審判員は、もし妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる」
 
 そして【原注】として、「妨害が故意であったか否かは、その行為に基づいて決定しなければならない。たとえば、バッドボーイ、ボールボーイ、警察官などが、打球または送球に触れないように避けようとしたが避けきれずに触れた場合は、故意の妨害とはみなされない。しかしボールをけったり、 拾い上げたり、押し戻した場合には、本人の意思とは関係なく故意の妨害とみなされる」
 
 ボールボーイはわざと拾い上げたわけではないが、「本人の意思とは関係なく故意の妨害」とされる。審判団の協議の結果「ボールボーイの妨害がなければ二塁打」という判断となった。

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