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早実・清宮、“運命感じる”日本ハムと仮契約。「一番印象に残った選手と言われたい」

2017/11/16

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 早実の清宮幸太郎内野手は15日、プロ野球ドラフト会議で1位指名を受けた北海道日本ハムファイターズと仮契約を結んだ。背番号は未定。東京都内で記者会見し、「1年目から結果を出して、ファンの方の期待に沿えるように頑張りたい」と意気込みを語った。
 
 神宮球場に近い、伝統ある明治記念館で会見に臨んだ清宮は「趣のある場所で緊張感のある中、社会人としてのステップアップができた」と満足気。ドラフト1位で指名を受け、「一番いい評価をしていただいてありがたく思う」と笑みを浮かべた。
 
 日本ハムの印象について、球団との話し合いや施設見学を経て「育成・スカウティングに力を入れていて、ここでもっと成長できると感じた」と話す。2012年には日本ハム戦で始球式を経験。その際に栗山英樹監督から「プロ野球で待ってます」というコメント入りのサインボールをもらい、自らの机に置き眺めてきた。「コメントをくれたのは栗山監督だけで、運命を感じる」と感慨深げ。
 
 メジャー挑戦を表明した大谷翔平投手に対して、「すれ違いで残念。二刀流で新たな道を作って、自分の信念を貫いてすごく刺激を受けた。自分が決めた目標や信念を貫いていきたい」と尊敬の念を示した。
 
 高校通算最多とされる111本塁打を記録した清宮だが、日本ハムには同じ一塁手の中田翔内野手がいる。「チャンスでの勝負強さはかっこいい。練習して、飛距離やホームランの数を負けないようにしたい」と闘志を燃やした。
 
 目標は「いろんな方に愛される選手、清宮みたいになりたいと言ってもらうこと」と話す。まずは木製バットへの対応が一番の課題だと挙げ、スイングスピードを上げるなどの工夫で対応していくという。「ファイターズでこの1年で印象に残った選手は清宮だと言っていただけるのがベスト」と1年目の抱負を語った。
 
 「野球人としてだけでなく、社会人としていろんな人から目指されることが野球の神様に愛される近道」と話した清宮。プロの道で“野球の神様”はどう味方するのか、目が離せない。