【日本S第5戦採点】ラミレス監督の情熱采配と工藤監督の疑問采配。継投ミスは尾を引くか。
日本シリーズ第5戦は、横浜DeNAベイスターズが5－4で福岡ソフトバンクホークスに逆転勝ちした。3連敗からの2連勝で、決戦は福岡までもつれこんだ。両者のパフォーマンスはどうだったのか。
2017/11/03
福岡ソフトバンクホークス
1（中）柳田 5.5
評 8回表、2死満塁の好機で三振。振りに行って勝負に負けた。試合を通しては2安打をマークし1得点。相手のスキを突いた走塁など随所に活躍を見せていた。
2（遊）今宮6.0
評 初回1死から泳ぎながら放った左翼前安打で調子を取り戻した。3安打猛打賞で2盗塁もマーク。福岡からの爆発の予感さえする。
3（左）デスパイネ5.5
評 ノーヒットも一時は同点となる犠牲フライを放った。守備の負担もそう感じなかった。バッティングだけで勝負できるホームでどんなパフォーマンスを見せるか。
4（一）内川6.0
評 先制打を含む3安打猛打賞の活躍。打ち取られたような凡打が少なく、高い所で調子をキープしている。
5（右）中村6.0
評 一時は勝ち越しとなる本塁打を放ったものの、9回表の好機ではあえなく三振に倒れた。いまだ2安打と本来の調子にはまだいたっていない。
6（三）松田5.5
評 最終回に執念の内野安打。左投手にチームが苦戦しているだけに、松田の活躍がカギを握る。
7（二）明石5.0
評 捕球していても1得点は入ったが、結果的にタイムリーエラーを喫してしまった。8回に反撃の口火を切るも、得点ならず。結局、9回表の二死満塁の好機も少し力んでしまった。
8（捕）高谷5.0
評 序盤3回は先発のバンデンハークを的確にリードした。しかし、4回から変化球を使い始めて痛打を浴びた。相手打線がバンデンハークのストレートにあっていなかっただけに、もったいなかった。
9投手
＜途中交代＞
長谷川――
福田――
甲斐――
城所――
川島――
＜投手＞
バンデンハーク5.0
評 試合はしっかり作ったが、要所で粘り切ることができなかった。相手打線がストレートに立ち遅れていただけに、もったいないピッチングだった
モイネロ5.0
評 6回のピンチからの救援もいつもほどのキレはなかった。ちょっと負担が大きかったか。
岩嵜5.5
評 1点ビハインドで登板もクリーンアップをしっかり抑えた。この日のピッチングがこの先に繋がるかもしれない。
工藤監督4.5
評 疑問に残る采配がいくつもあった。6回のモイネロ投入は1イニング速かった。3勝3敗の7戦目なら理解できるが、勝負を焦った印象だ。豊富な中継ぎを生かせず、今後に尾を引きそうな敗戦を喫した。