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補強は成功?失敗?昨季オフのFAで新天地に移籍した5選手の今シーズン

2017/10/12

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巨人に加入した3選手

 
山口俊 DeNA→巨人
 
 DeNAから巨人に移籍した山口。DeNA時代は2008年から2014年途中まで中継ぎとして活躍。2014年途中からは先発に転向し、2016年にはキャリアハイの11勝をマークしていた。
 
 先発ローテーションの一角として活躍が期待されたが、前年から続いていた右肩痛の影響で開幕1軍入りを逃し、移籍後初登板は6月14日のソフトバンク戦だった。なお、この試合ではスコット・マシソン、アルキメデス・カミネロとセ・リーグ公式戦史上初となる継投によるノーヒットノーランを達成し、移籍後初勝利を手にした。
 
 しかし、30歳となった7月に暴力事件を起こし、傷害と器物損壊の疑いで書類送検となった。球団からは今季出場停止と罰金・減棒処分が下されたが、10月12日現在も選手会による抗議が続いており、事態の解決には至っていない。
 
人的補償:平良拳太郎 
4試合 14回 1勝3敗 6奪三振 9四球 防御率7.07
 
 2013年のドラフト5位で沖縄・北山高校から巨人に指名され、山口の人的補償でDeNA入りとなった平良。移籍初年度の今季は、5月10日の中日戦で先発し5回1失点と好投。嬉しいプロ初白星を手にした。しかし、その後は3連敗と結果を残せず2軍降格。そのまま1軍に昇格することはなくシーズンを終えた。
 
 2軍では17試合に登板して92イニングを投げ5勝8敗、防御率4.21という成績を残している。まだ4年目の22歳と若く、来季以降に飛躍を遂げてもおかしくないだろう。
 
森福允彦 ソフトバンク→巨人
補償:なし
 
30試合 20回2/3 1勝3敗6ホールド 18奪三振 7四球 防御率3.05 Whip1.45
 
 ソフトバンクからFA宣言し、巨人に移籍した森福允彦。ソフトバンクから巨人へのFA移籍は、2011年オフの杉内俊哉投手以来となった。また、年棒ランクはCであったため、巨人からソフトバンクへの補償は発生しなかった。
 
 貴重なサイドハンド左腕として活躍が期待されたが、移籍後2試合目・3試合目では黒星を喫し、開幕直後は防御率7.71というスタートを切ってしまう。
 
 その後は8試合連続無失点を記録するなど調子を取り戻したように見えたが、イニング跨ぎの結果敗戦投手となった6月1日の楽天戦以降はソフトバンク時代と同様、左打者に対してのワンポイント起用がメインとなった。そして、8月6日の登板を最後に、8月11日に1軍登録を抹消された。その後、再び1軍に登録されることはなくシーズン終了。
 
 その後、10月には2軍のファーム日本選手権に出場したが、広島・高卒ルーキー坂倉に痛恨の決勝弾を浴びてしまっている。
 
 中継ぎ層の強化が見込まれたが、期待通りの成績を残すことはできず、チーム、そして本人にとっても不本意なシーズンとなってしまった。
 
陽岱鋼 日本ハム→巨人
補償:金銭
87試合 打率.264(330-87) 9本塁打 33打点 41四球 4盗塁 出塁率.356 OPS.762
 
 日本ハムから移籍となった陽岱鋼。台湾出身だが、福岡第一高校からドラフト1位で日本ハムに指名されたため日本人枠となっている。
 
 入団当初は内野手として育成されていたが、2009年から強肩を活かし外野手に転向。また、仲壽から岱鋼に改名したのもこの頃だった。そして、2010年から走攻守揃った外野手としてレギュラーに定着を果たしスタメン出場を続けた。
 
 そして、日本ハム球団と折り合いがつかなかった陽は2016年オフにFA宣言。センターラインを強化したい巨人が獲得することになった。
 
 しかし、コンディション不良で開幕1軍を逃し、移籍後初出場は6月6日の西武戦となってしまった。主に1番・中堅として出場を続けたが、6月・7月は6番もしくは5番で先発出場することもあった。
 
 8月までは打率3割近くを維持していたが、9月から調子を落とし最終的には打率.264でシーズン終了、チームもBクラス転落の憂き目にあった。
 
 来季は開幕からチームに帯同し、走攻守で期待されたパフォーマンスを発揮したいところだ。

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