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明暗分かれた今季の開幕投手。飛躍遂げた投手たちの一方、故障や不振に苦しむ投手も

2017/10/12

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セ・リーグ

 
広島・ジョンソン
13試合 76回1/3 6勝3敗 8QS 53奪三振 25四球 防御率4.01 Whip1.36
 
 昨季は沢村賞を受賞し、2年連続となる開幕投手を務めたジョンソン。しかし、今季は度重なる故障に悩まされ安定感を欠く不本意なシーズンとなった。しかし、広島は左腕投手が不足しているため、悲願の日本一のために助っ人左腕の力が必要となることは間違いないだろう。
 
 今季は安定感を欠く投球が目立ってしまっているが、ポストシーズンでは雪辱を晴らす投球を見せることができるだろうか。
 
阪神・メッセンジャー
22試合 143回 11勝5敗 14QS 155奪三振 44四球 防御率2.39 Whip1.24
 
 今季で来日8年目を迎えた阪神の大黒柱・メッセンジャー。今季は開幕から順調に白星を積み重ね、7月23日のヤクルト戦で早くも10勝をマークしたが、8月10日の巨人戦で打球が右足に直撃し、骨折で無念の故障離脱となった。
 
 しかし、離脱後は驚異的な回復力を見せ、10月10日のレギュラーシーズン最終戦で先発登板し、4回を投げて無失点とCSに向けて上々の仕上がりを見せた。また、メッセンジャーはこの登板で7年連続の規定投球回到達となった。
 
DeNA・石田健大
18試合 106回 6勝6敗 12QS 103奪三振 34四球 防御率3.40 Whip1.17
 
 昨季は9勝をマークし、今季は自身初となる開幕投手を務めた石田。しかし、開幕から4戦で1勝2敗としたところで左ひじに違和感が生じ登録抹消。
 
 約2か月の離脱を経て復帰を果たし、その後はローテーションを守り続けた。同じく左腕の今永昇太、ルーキーの濱口遥大が10勝をマークしており、6勝は井納翔一と並ぶチーム4位タイとなっている。
 
巨人・マイコラス
27試合 188回 14勝8敗 22QS 187奪三振 23四球 防御率2.25 Whip0.98
 
 昨季は故障の影響で不本意なシーズンとなったが、今季は開幕から獅子奮迅の活躍を見せたマイコラス。今季は制球力に磨きをかけ、3.5を超えていると優秀と言われる制球力を示す指標「K/BB」も8.13と非常に優秀な数字をマークした。
 
 また、27試合中22試合でQSを達成する安定感も光った。今季で契約が満了となるため、メジャー復帰の可能性も浮上しており、去就が注目されている。
 
中日・大野雄大
24試合 147回2/3 7勝8敗 12QS 117奪三振 51四球 防御率4.02 Whip1.31
 
 2年連続で開幕投手を務めた大野。しかし、今季は開幕から9試合連続で白星に恵まれず、5月途中には一時的にブルペンへ回るも、リリーフ2試合目で黒星を喫し2軍で再調整に。今季初勝利は6月7日のロッテ戦までずれ込んでしまった。
 
 その後は先発ローテーションを守り、2年連続の7勝でフィニッシュ。2年ぶりに規定投球回に到達したが、2年連続で2桁勝利を逃してしまった。来季こそは、2015年以来となる2桁勝利を手にし、チームを1つでも上の順位に導きたいところだ。
 
ヤクルト・石川雅規
23試合 123回1/3 4勝14敗 8QS 88奪三振 28四球 防御率5.11 Whip1.44
 
 2012年以来、8度目となる開幕投手を務めたベテラン左腕・石川。今季は開幕からチームの低調も重なり黒星が先行。キャリア初となる最多敗の14敗を記録してしまった。
 
 また、2007年・2016年以来3度目となる規定投球回未到達となる悔しいシーズンとなった。来年の1月に38歳を迎えるが、チームにはまだまだ石川の力が必要とされていることは間違いない。

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