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広島の4年目右腕・中村祐がCSの舞台で先発可能性大?9月は薮田以外の先発陣が軒並み不調に

2017/09/23

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 広島東洋カープの中村祐太投手(22)は、22日に本拠地・マツダスタジアムで行われた読売ジャイアンツ戦に先発登板し、7回無失点の好投で巨人・マイコラスに投げ勝ち今季5勝目をマークした。
 
 今季の5月にプロ初登板初先発で初勝利を手にした4年目右腕の中村。8月18日のヤクルト戦以来白星から遠ざかっていたため、22日は約1ヶ月ぶりの白星となったが、実は8月18日以降に登板した6試合中3試合では7回を投げきりQSを達成していた。
 
 そんな4年目の若手右腕は9月に入ってから3試合に登板し、1勝ながら防御率2.65と健闘しており、チームでは勝ち頭の薮田に続く好成績となっている。そのため、今季デビューながらCSの大舞台で先発登板する可能性が高くなってきた。
 
 現在、チームトップの14勝をマークしている薮田はCSも当確だが、それ以外の先発投手は9月に入って軒並み調子を落としている。9月10日を最後に再調整で登録抹消となっている岡田明丈は1軍登板から離れており、9勝で足踏みが続いている野村祐輔は3試合に登板し防御率3.94と振るわず直近3戦は未勝利だ。
 
 同じく9勝の大瀬良大地も、21日の阪神戦では初回に5点のリードを貰いながら6回途中5失点と不安を残す登板となり、9月は2試合で防御率4.63と不安が残る。左腕のクリス・ジョンソンも9月1日のヤクルト戦こそ8回途中2失点の好投で白星を手にしたが、その後2試合はピリッとせず。今月は3試合登板で防御率4.58とジョンソンも調子は上向きではなさそうだ。
 
 上記のように、今季チームを支えてきた先発投手たちは9月に入ってから軒並み調子を落としており、好調を維持しているのは薮田と中村のみとなってしまっている。広島は10月1日のシーズン最終戦を消化すると18日まで実戦から離れるため、現在調子を落としている投手たちはこの期間中に調子を取り戻す必要があるだろう。
 
 今季こそは悲願の日本一を掴みたい広島。そのためには、先発陣の今一度の奮起が必要となってくることは間違いない。そして、22歳の若手右腕はポストシーズンでの登板を果たすことはできるだろうか。