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巨人が今オフ抱える懸念、超優良助っ人がメジャー復帰か。マイコラス、マシソンとの残留交渉の行方は?

読売ジャイアンツは、クライマックスシリーズ進出をかけてし烈な順位争いを繰り広げている。シーズン終盤の踏ん張りどころだが、そのほかの懸念事項も抱えている。今オフの助っ人投手2選手の残留交渉だ。

2017/09/19

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メジャー2球団が2投手の獲得に本腰か

 それを証明するかのように海の向こう側からはマイアミ・マーリンズとテキサス・レンジャーズの2球団がマイコラスとマシソンの獲得に本腰を入れ始めたとの情報が聞こえて来ている。
 
 マーリンズの本拠地フロリダはマイコラスの出身地、そしてマシソンにとっても自宅がある縁の深い“ホーム”だ。そしてレンジャーズはかつてマイコラスが所属した古巣であり、日本からの“出戻り補強”に関しても前広島東洋カープのコルビー・ルイス投手(現FA )や前東京ヤクルトスワローズのトニー・バーネット投手の獲得成功で手ごたえをつかんでいるチーム。今後正式オファーが舞い込めば、巨人の両助っ人右腕にとって悪い話であるはずがない。
 
 マイコラスについては球団周辺からは「妻のローレンさんが日本での生活を気に入っている」となるべくポジティブにとらえようと務める声も入って来るが、正直に言って具体性は乏しい。
 
 逆にマイコラス本人に近いところでは「長女が生まれたことで“異国の地よりも、勝って知ったるアメリカで我が子を育てたい”とマイコラス本人が熱望し始めている」「古巣のレンジャーズや故郷のフロリダを拠点とするマーリンズからのオファーなら、高額条件さえ整えば二つ返事で帰国することになるだろう」などと見る向きが多勢を占めている。
 
 一方のマシソンも昨オフに帰国する際、多くのメディアを通じて「自分の息子にメジャーで投げている姿を見せたい」ことを1つの理由に来季からのメジャー復帰の可能性を示唆している。
 
 この場では昨今、複数のメジャーリーグ球団からオファーが舞い込んでいることも明かしており、その思いは巨人残留よりも明らかに膨らみつつあるようだ。

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