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ロッテドラ1ルーキー・佐々木が復活の3勝目!9回120球1失点で自身初の完投勝利

2017/09/13

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〇ロッテ4-1日本ハム●(13日・札幌ドーム)
 
 千葉ロッテマリーンズの佐々木千隼投手(23)は、13日に敵地・札幌ドームで行われた日本ハム戦に先発登板し、9回を120球・8安打・5奪三振・2四球・1失点の好投を見せ5月25日のソフトバンク戦以来となる3勝目(7敗)をマークした。また、佐々木にとってプロ入り初の完投勝利となった。
 
 佐々木にとってこの試合は7月5日の楽天戦以来となる先発マウンド。自慢の制球力に不安を抱え2軍に降格していたが、2軍で再び制球力に磨きをかけて1軍に戻ってきた。
 
 佐々木は1回と3回は得点圏に走者を背負うも要所を締め無失点。4回から5回にかけては6者連続アウトと、日本ハム打線につけ入る隙を与えない。
 
 6回には一死1・2塁のピンチで大田を遊ゴロ併殺打に打ち取り、7回も一死1塁の場面で代打・田中賢を二ゴロ併殺打に打ち取り得点を許さない。佐々木は8回も続投したが、代打・中田の安打、石井一・西川に連続四球を与え一死満塁のピンチを招く。
 
 しかし、佐々木はここでギアを上げ松本を一度もバットを振らせず見逃し三振、大田を外角の速球で投ゴロに打ち取りピンチを凌いだ。佐々木は9回も続投し完封を狙ったが、一死から横尾にソロ本塁打を浴び、自身初の完封勝利は逃してしまった。
 
 その後も田中賢に中前打・盗塁を許しピンチを招いたが、中田をカーブで空振り三振、続く代打・ドレイクもパラデスの好プレーで一ゴロに打ち取り試合を締めた。8回まで四球を1つも与えず、課題の制球力に磨きをかけたことが証明されるマウンドとなった。
 
 佐々木の離脱中には、ドラ2ルーキー・酒居が先発として経験を積んだ。また、ドラ5ルーキーの有吉優樹も中継ぎとして奮闘中。そして、今回は佐々木が今後に期待の持てる好投を見せた。今季、チームは苦しい順位に沈んでいるが、どのルーキーも来季以降の更なる飛躍に期待が持てそうだ。