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早くも楽天VSソフトバンクの天王山! 日ハム・大谷はファームで先発か【パ展望第20節】

プロ野球は30日から第20節に入る。パ・リーグは、首位・東北楽天ゴールデンイーグルスと、ゲーム差0.5に迫る2位・福岡ソフトバンクホークスの直接対決となる。ここまでは楽天優勢だが、本拠地で首位を死守できるか。それとも交流戦から波に乗るソフトバンクが追い上げるか。

2017/06/30

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初戦はエース菊池VSルーキー山岡

3位・西武―4位・オリックス  メットライフドーム 3勝5敗
 
 上を追いかける3位西武と、下からくらいついてくるオリックスとの3連戦だ。首位攻防戦の間に、差を縮めたいというのが本音だろう。オリックスはCSを狙っていくためにも、ここは負けられない。
 
 西武は初戦先発に菊池雄星が上がる。前回登板のソフトバンク戦では今季初めてKOされた。その反省を踏まえてしっかりゲームを作りたい。前回は少ない球数で降板しているだけに、体調は万全なはずだ。
 
 2戦目は十亀剣、3戦目はウルフか。十亀は徐々に調子を上げてきた。安定感が光るウルフは体力面にやや課題を残すものの、ゴロを打たせてリズムを作りたい。
 
 打線は首位打者に繰り上がった秋山翔吾が好調をキープ。しかし、全般的にはやや疲れが見えるのが正直なところだ。本塁打だけではない得点力を見込めてきただけに、何とか足で打開したい。森慎二コーチが急逝し、選手はメンタルコントロールがそう容易ではない。一生懸命にプレーすることで、少しずつ前進してもらいたい。
 
 オリックスは前節、勝ちゲームを引き分けにして、2戦目は惜敗。どう気を取り直すか。初戦は、西武戦2回目の先発となる山岡泰輔。前回は敗戦投手になり、リベンジの舞台としたいところだ。社会人のルーキー、源田壮亮とのマッチアップは楽しみだ。
 
 2戦目は松葉貴大、3戦目は順当なら西勇輝だが、ディクソンを当ててくるとの情報だ。松葉、ディクソンともに西武を得意にしているだけに、指揮官の期待もありそうだ。
 
 打線はロメロが復帰してからずっと好調をキープしている。小谷野栄一や、前節に楽天・則本昂大から本塁打を放ったT-岡田など充実している。本来は顔になるはずの安達了一と西野真弘に元気がないが、武田健吾や大城滉二が台頭し、チームの底上げを図っている。ズルズルとBクラスに低迷することがないようにしたい。

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