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ソフトバンク、一発攻勢で日本ハムに快勝!2013年育成D1位・石川は7回12K無失点で3勝目

2017/06/27

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〇ソフトバンク6-0日本ハム●(ヤフオクドーム)
 
 内川・デスパイネの主軸が戻ってきたソフトバンクが、一発攻勢と育成上がりの若鷹の快投で白星を飾った。
 
 この日の先発は昨季7月に支配下登録を勝ち取り、今では投手陣に欠かせない存在となった育成出身のソフトバンク・石川、5月26日以来となる白星を狙った日本ハム・高梨。
 
 試合は、終始ソフトバンクのペースで進んだ。
 
 初回、ソフトバンクは先頭の中村晃の左前打、今宮の犠打で一死2塁のチャンスを作ると、柳田が打った瞬間それと分かる当たりで右翼スタンドに今季第19号となる本塁打を放ち2点を先制。
 
 その後、内川が1軍復帰後初打席で右翼フェンス直撃の二塁打を放ったが、ここはデスパイネ・上林が連続で凡退し得点には繋がらなかった。
 
 そして、4回にはデスパイネの四球・上林の安打でチャンスを作ると、松田・甲斐が2者連続本塁打を放ちこの回一挙4得点。松田は本塁打の前にもビデオ判定となる左翼ポールギリギリの大ファールを放っていたが、最後は7球目をしっかり中堅寄りのホームランテラスに運び、ヤフオクドームに「熱男」コールを鳴り響かせた。松田はこの1本で通算200本塁打を達成した。
 
 そして、期待の若手捕手・甲斐もホームランテラスギリギリに本塁打を放ち、松田の節目の記録達成に花を添えた。身長170センチの小兵の一発にベンチも驚きの表情を隠せず、初回に本塁打を放った柳田も頭を抱えながら驚きの表情を見せていた。
 
 先発・石川はボールが先行する場面もあったが、毎回のように三振を奪い初回以降はノーヒットピッチング。最終的に7回を114球で1安打、12奪三振、3四球、無失点という内容でマウンドを降りた。その後、8回は岡本が三者凡退に抑えると、9回にはWBCキューバ代表にも選出されていた21歳の左腕・モイネロがNPB初登板。
 
 2軍で好投を見せ、16日に支配下登録を見せた左腕はカーブと速球の組み合わせが冴え、1回無失点と上々のデビューを果たし、試合を締めた。
 
 敗れた日本ハムは高梨が7回を3被弾で6失点と試合を作れず、打線も散発1安打で完封負けと投打に振るわず3連敗となった。