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巨人、9回に中日・田島を攻略し連敗ストップ!マギー・陽・石川慎らが躍動

2017/06/25

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〇巨人4×-3●(東京ドーム)
 
 巨人が9回に劇的なサヨナラ勝利を収め、連敗を2で止めた。
 
 この日の先発は、共に今季2勝目を狙うFA新加入の巨人・山口俊、中日のドラ1ルーキー・柳裕也。山口は前回登板で継投ノーヒットノーランの1人となる好投、柳も前回登板で7回3失点という内容でプロ初勝利を手にしたが、今日の試合ではどちらにも勝敗がつかなかった。
 
 先制点を奪ったのは中日だった。4回、中日はゲレーロの両リーグ最速となる20号本塁打で1点を先制。山口はこれが移籍後初失点となった。
 
 しかし、5回に陽が打った瞬間それと分かる当たりで左翼スタンドに特大本塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。
 
 試合は再び振り出しに戻ったが、6回に山口が制球を乱した。山口は先頭の大島に左前打・ゲレーロに四球・森野に犠打を許し一死2・3塁のピンチを招くと、大島の本盗で1点を奪われ勝ち越しを許す。
 
 その後も福田・松井に連続で四球を与え二死満塁のピンチを作ると、投手・柳にボテボテの当たりで適時内野安打を浴び、プロ初安打・初打点を記録させてしまった。結局、山口は6回を110球で6安打、4奪三振、6四球、3失点という内容で降板となったが、制球を乱しながらもQSを達成するなど、最低限試合は作った。
 
 その後、6回に坂本の適時打で1点差まで追い上げ、救援陣も粘りの投球で追加点を許さない好投を見せ、試合は2-3のまま9回裏に突入。
 
 巨人は7回無死1塁で村田が併殺打、8回裏一死1塁で辻がスリーバント失敗など、拙攻が目立ち嫌なムードが漂っていたが、9回に他球団から加入してきた選手たちの活躍が光った。
 
 9回裏、中日4番手の守護神・田島から先頭のマギーが二塁打で出塁し、代走・重信が送られると、続く陽が初球を右前に運び同点に追いつく。その後村田の四球、亀井の右飛で一死1・3塁とサヨナラのチャンスを作ると、最後は石川慎がサヨナラ安打を放ち、試合を決めた。
 
 敗れた中日は、途中まで投打がかみ合った試合運びをしていたが、守護神・田島が大誤算で同一カード3連勝を逃し連勝は4で止まった。