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NPB長身選手ベスト10に新助っ人4人 歴代ランキングから見る、長身選手の実績【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、長身選手についてだ。

2015/02/13

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野手の長身選手は成功実例が少ない

 一方で、日本人選手はどうだろうか?
 
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 現役の伊東亮大(内野手 楽天)、松本竜也(投手 巨人)は一軍の試合には出場していない。2位以下の選手は、すべて平成時代の選手だ。
 
 かつて大型選手は動きが鈍いので、NPBのきめ細かな野球には不向きだなどと言われたこともあったが、今の選手は大型でもバランスが良い。ダルビッシュ有や大谷翔平などは、むしろ動きが機敏な部類に属するだろう。
 
 ただしそれは今のところ「投手」限定の話だ。
 野手としてはオリックス、ヤクルトで活躍し「デカ」の愛称で親しまれた高橋智がいるのみ。外国人選手では三冠王を獲得した身長2mのブーマー・ウェルズがいるが、NPBでは190㎝を超えるような大型野手の成功事例はまだ少ない。
 
 現在は身長193㎝の「二刀流」大谷翔平が、打者としても並々ならぬ実力を発揮しつつある。野手の「大型の壁」も打ち破ってくれるだろう。
 
 NPBの大型化は今後も間違いなく進展するはずだ。

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