大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



同世代対決の嵐、巨人対オリはダル絶賛、あの“因縁の投手戦”再現か【交流戦第2節展望】

交流戦はカードが変わって第2節に突入する。第1節の戦績はパ・リーグが12勝6敗。セ・リーグ本拠地での開催になる今節はどんな戦いが待っているのか。今回も“対決”を取り上げていきたい。

2017/06/02

text By



広島対ロッテ、89年世代の野手ひしめく

 広島―ロッテ戦は89・90年生まれがたくさん顔をそろえるカードだ。
 
 まず、広島は主軸の田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、安部友裕が同世代であることはすでに有名だろう。さらにケガで離脱中の野村祐輔も同い年だ。
 
 一方のロッテはキャプテンの鈴木大地を筆頭に、今回の先発はないが、唐川侑己、益田直也、藤岡貴裕、ファームで調整中の高濱卓也、井上晴哉がいる。
 
 唐川・野村の投げ合いが見られると最高だったが、野手たちによる同世代のしのぎあいを楽しみたい。
 
 西武―ヤクルトは純粋にエースと主軸の対決が目を引く。
 第1戦目は、西武・菊池雄星が先発予定。ヤクルトの1番・山田哲人とどう渡り合うかが楽しみだ。山田の調子はいま一つだが、1学年違いの熾烈な対決となるはず。思えば、高校2年秋、2009年のドラフト会議をテレビで見て気持ちを奮い立たせて改心したのが山田だった。これまでの対戦は2打数無安打1四球。今季はどうなるか。
 
 西武のリリーバー・牧田和久は84年生まれで、ヤクルトの大引啓次、坂口智隆、雄平ら上位打線と同世代だ。終盤のピンチの場面での対戦となれば、興味深い対決だ。大学・社会人を経由してプロに入団した牧田が、高・大卒の3人にどう渡り合うのだろうか。
 
 また両チームのクローザーを務めるヤクルトの秋吉亮、西武の増田達至は、88年世代だ。打者では侍JAPANでもチームメイトだった、秋山翔吾が秋吉を打つかも注目したい。

1 2 3