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巨人・長野に訪れた最大の危機。きっかけは3年前…攻守の要はなぜ急転落したのか?

読売ジャイアンツの長野久義外野手が極度の不振に陥っている。打撃はここまで47打席に立つも7安打、過去には3年連続ゴールデングラブ賞を受賞した守備は見受けられない。この原因は、約3年前のあの出来事がきっかけかもしれない。

2017/04/18

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深刻なレベルの不安を露呈した

 報道陣に対して原監督は「ボール球を振るのは目の影響ではなかったということだな。技術の問題だな」と言い放っていたが、この頃から周囲では「いや、彼の天才的な技術はそう簡単に落ちるものではない」との見方が大半だった。そして、もっと突っ込んだ観点からチーム周辺で次のような懸念材料も聞こえて来ていた。
 
「やはり重傷を負って手術でケアしたはずの右ひざが、ブレーキになってしまっているのではないか。大きなケガをすると手術して痛みは完全に消えても、脳に〝再発を防ぎたい〟という意識が自然と働いて思うようにかつてのような動きができなくなるケースが多々ある。今は何とか気力でカバーできているが、そういう理由で以前ほどの稼動域がなくなった右ひざと他の身体の部位とのバランスが年月を重ねていくうちに段々崩れていって近い将来に何らかの形で弾けてしまうかもしれない」
 
 もしかすると現在、その不安が形となって露になってしまっているのかもしれない。いずれにしても理由はどうあれ、長野の低迷はかつてない程に深刻なレベルに達していることは間違いないだろう。
 
 だが、これまで努力を重ね上げて幾度の苦境も乗り越えて来た長野という男はこんなところで屈するはずはない。何とかトンネルを抜け出し、奇跡のV字回復を果たすことを心から願っている。

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