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キャンプで注目選手 「チームの大黒柱」になるか「オープン戦の星」で終わるか?【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、球春到来ということで、少し気は早いがオープン戦の成績上位の選手が公式戦ではどういう成績になったかを調べてみた。特に若手、新人、新外国人はキャンプの紅白戦から注目していくと、より面白く野球を楽しめるだろう。

2015/02/01

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昨年は、ルーキー4番・井上に期待が集まったが……

 まずは打者からだ。赤字はリーグ1位。規定打席に達して、.280前後以上の打率を上げた選手、タイトルを獲得した選手には〇を付けた。
 
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 特に昨年は記憶に新しい。ロッテのドラフト5位、体重115kgの巨漢、井上晴哉はオープン戦で打ちまくって首位打者に輝くと、開幕4番の座を獲得した。ルーキーの4番は大いに注目されたが、厳しいインコース攻めにあって調子を崩し、成績は低迷。5月に入ると二軍降格を命ぜられた。4位の今宮健太は打率は低かったのの、ベストナインを獲得。筒香嘉智は初の3割をマークした。
 
 2013年はオープン戦好調ながら、残念ながらシーズンにつながらない選手が多かった。特に外国人選手は、オープン戦でいいところを見せなければと、発奮する選手は多い。その中でヘルマンは、シーズンに入っても見事な活躍だった一方、ラヘアは期待を裏切った。
 ラヘアは、前年にMLBのオールスター戦に出場したほどの選手だったが、シーズンに入るとNPB投手の変化球についていけなかった。
 
 打率8位の中村晃はオープン戦の活躍でレギュラーの座を獲得。この年のレギュラーシーズンでは3割をマークした。そして2014年は最多安打のタイトルにも輝いた。
 
 2011年はオープン戦ベスト10に入った選手の中から両リーグの首位打者が出た。実力のある選手が順調にコンディションを仕上げたシーズンと言える。特に内川聖一はMVPを獲得、糸井嘉男もベストナインに選ばれた。
 
 2010年は、ベテランのG.G.佐藤がめざましい働き。人気選手だけに大いに期待されたがシーズンに入ると苦しんだ。この年の阪神の新外国人選手、マット・マートンはシーズンに入っても好調を維持し、214安打のNPB記録を樹立した。

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