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巨人・坂本勇人にメジャー複数球団が熱視線。大谷のWBC不参加で株が急騰「インコース攻略は天才的」

今オフにFA権を行使した3選手を獲得した読売ジャイアンツ。しかし、そのうちの2人(山口俊投手、陽岱鋼外野手)と16年ドラフト1位の吉川尚輝内野手は、ケガやコンディション不良で現在は3軍キャンプと、なかなかいい話題が出てこない。そんななかで、メジャー関係者がキャプテン・坂本勇人に注目していると現地メディアが報じた。

2017/02/13

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坂本がメジャー移籍することもある?

 今回の第4回WBCは大会前から日本ハムの二刀流・大谷翔平ばかりが脚光を浴びている状況だったものの、2月に入った直後に右足首負傷を理由に大会不参加を表明。
 
 主役不在で混沌となった流れから、これまではやや大谷の陰に隠れ気味になっていた他の侍主力メンバーにもメジャーが興味を注ぐ状況が段々と生まれつつある。
 
 坂本の株がメジャー関係者の間で急騰し始めたのも、やはりこの大谷の参加断念による〝副産物〟であった。
 
 実際に米スポーツ専門局「ESPN」で第4回WBCの特集番組が今月に入って数回に渡って放送された際、ほぼ決まって番組内で日本代表の要警戒選手としてハヤト・サカモトの名前があげられていた。番組アンカーが述べていた坂本評は主にだいたい次のような内容であった。
 
「この28歳は非常にクレバーな打撃ができ、特にインコース攻略は並み居る日本のプロ打者の中でも群を抜くぐらいの天才的なレベルを誇っている。守備範囲も広く、俊足で走塁面も侮れない。メジャーリーグ複数球団のスカウトが坂本を本気でマークしているとの情報もあり、もしかするとWBCが終わって案外面白い展開が繰り広げられることになるかもしれない」
 
 海外FA権を取得している坂本は巨人側と2015年オフに契約年数が3年以上と見られる年俸変動性の複数年契約を結んでいる。
 
 そう考えると仮に今季終了後のオフに坂本がメジャーからのラブコールに対して素早く反応し、海を渡る決断を下す可能性はゼロ。契約上無理だ。

 一方の坂本もまた「生涯ジャイアンツ」の方向性を貫く決意を下したからこそ、海外FA権を取得する直前に巨人側と超異例の複数年契約を結んだのであろう。
 
 とはいえ、メジャーから視線を向けられることは坂本にとってマイナスとなるような悪い話ではない。
 
 一人の野球人として最高峰の米メジャーリーグから高い評価を受けることは非常に栄誉があり、今後プロの世界でプレーしていく上でも大きな自信につながるはずだ。
 
 また、いま巨人と結んでいる複数年契約が切れ、坂本自身が「生涯ジャイアンツ」の思いから段々と心変わりしてベクトルがメジャーへ向くことももしかして今後あるかもしれない。
 
 いずれにしても坂本が侍ジャパンの一員として今度のWBCで大谷に代わって主役として躍動し、大暴れしてくれることを切に願う。次のWBCでも視察に訪れるメジャーリーグ球団のスカウト陣も眼前でぜひうならせてほしい。
 
 そしてこの坂本が国際舞台で存在感を示し、いまひとつ元気のないジャイアンツの新戦力に無言の喝を入れる。
 
 どんどん逞しくなっていく若きジャイアンツ第19代主将のそんな役割を全国のG党もきっと望んでいるはずだ。

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