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日本ハム・立田の3年目に懸ける想い。 “運命の場所”札幌ドームで果たす夢【2017ブレイク期待の選手】

今年21歳を迎える日本ハムの右腕・立田将太。自身初の1軍キャンプスタートとなった今季、再び札幌ドームのマウンドに上がる日を目指している。

2017/02/08

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河合フレンズ時代から札幌ドームに縁があった?

 「なかなか思ったようにいかなくて、2軍でもこんな感じ、こういうレベルなんだ。プロってすごいな」
 
 ルーキーイヤーにそう感じたと話すのは、北海道日本ハムファイターズの右腕・立田将太投手だ。
 2014年に、奈良県の大和広陵高からドラフト6位で日本ハムに入団。1軍での出場経験はまだない。
 
 プロ1年目は想定していたよりも試合に出られず、2軍での8試合にとどまった。
 
「とりあえず試合に早く慣れたかった。試合に出始めたのが、公式戦が終わって10月のフェニックスリーグとかで。それまでは、自分が思うようにいかなくて『うーん……』という感じでした」
 
 2年目の昨季は、2軍で21試合に登板し、防御率3.04。初勝利を含め2勝を挙げた。
初勝利をマークしたときのことをこう話している。
 
「嬉しかったのは嬉しかったんですけど、(勝ちについて)特に何も考えてなかったときにポンと勝てた。あまり意識するとよくない感じ。結構いいピッチングもできました」と、常に先を見据えている立田らしい感想を聞くことができた。
 
 そんな立田にとって転機となったのは、小学6年生のときだ。
 
 小学生の頃、河合フレンズに所属していた立田。当時の練習について、ものすごく厳しく、大変だったと振り返っている。その厳しい練習を乗り越え、同チームは全国制覇を果たした。
 
「もしかして、頑張ればプロにいけるんじゃないか」
 
 この頃からプロ入りへの気持ちが芽生え、日々練習を積み重ねていく中で、その想いはより大きなものへと変化した。
 
 さらに、河合フレンズ時代に全国制覇した場所が、日本ハムの本拠地・札幌ドームだった。
「プロ野球選手になりたいという想いだけで、そこまで(札幌ドームが本拠地の日本ハムに入りたいとまで)は考えてなかった。(縁があった?)たぶんそうだと思う」と話す立田にとって、日本ハム入りは、運命だったのかもしれない。

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