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【WBC】“唯一のメジャー”青木は「1、2番」。世界一奪還へ打線もチームもけん引へ

2017/01/25

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 侍ジャパンの追加メンバー8名が24日、発表された。MLB組からは参加辞退の表明が相次ぎ、現状で参加する選手はヒューストン・アストロズの青木宣親外野手のみとなっている。日米通算2000本安打まで残り35本と迫っている安打製造機の青木には、小久保JAPANの切り込み隊長としてチャンスメイクが期待されており、上位打線での起用が見込まれている。
 
 会見では、小久保裕紀監督も質疑応答で青木について以下のようにコメントしている。
 
「青木は早い段階から、『どんな状況になろうとも、必要であれば喜んで参加します』という意思を伝えてくれていたので、その心意気とメジャーで戦っている強さ、経験を直に同じ野手に伝えたり、ということを含めて期待しています」
 
 そして、青木の起用法については「1番、2番での起用を想定しています」と明言した。
 
 MLB移籍後は長打が少なくなっている青木ではあるが、高いコンタクト力を活かした安定した打率、高い出塁率は健在である。(MLB通算打率.286 出塁率.353)
 
 また、NPB時代だけでなく、MLB移籍後もミルウォーキー・ブリュワーズ、カンザスシティ・ロイヤルズ、サンフランシスコ・ジャイアンツなど、多くのチームで上位打線を担っていた経験があり、上位打線に求められる要素に幅広く対応できるだろう。
 
 また、第1回、第2回大会で世界一に貢献し、オリンピックにも出場するなど国際試合の経験も豊富であり、ベテランとしてチームの精神的支柱となる存在でもある。
 
 これまで、何度も日本代表として活躍を見せてきた青木宣親。上位打線、ベテランとしての役割を全うし、世界一奪還へ導く働きが期待される。