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1年目から飛躍が期待されるソフトバンク・田中正義。日本ハム・大谷翔平の『ライバル』になれるか

ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・田中正義の1年目がまもなく始まる。

2017/01/13

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NPB

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大谷のライバルが必要

 プライベートで大谷とは「翔平」「ジャスティス」と呼び合うほど仲がいい。その田中は昨秋のドラフトでソフトバンクが1位指名し、交渉権を獲得した直後の会見において集まった大勢のメディアを通じて「大谷くんと比較されるような選手ではないと自分では思っていますが、同じ舞台で対決できるところまで成長できたらなと思います」と謙虚に述べていた。

 当日の各テレビ局のスポーツニュースでもその健気な姿勢は大きく報じられていたが、それとは裏腹に田中本人の胸の内はライバル・大谷を〝食ってやるぞ〟という強い気持ちで今もいっぱいになっていることは容易に想像がつく。

 ソフトバンクVS日本ハムの公式戦で田中と大谷のマッチアップが実現し、このライバル同士のマウンドでの投げ合いが2017年のプロ野球界を大きく沸かせる。加えてマウンドに立った田中に対し、打者・大谷が対峙するシーンも見られるだろう。緊迫感のある22歳同士のライバル対決は、お互いをさらなる上のステージへと押し上げることにもなる。無論、ホークスとしては田中がここで相手を何度かねじ伏せることで「大谷キラー」を襲名される流れにまでなってくれれば、非常に理想的な展開だ。

「プロの世界で場数を踏んで異次元レベルに達した今の大谷と新人の田中がライバル関係になるなんて無理に決まっている」と言い切ってしまえば、確かにそれまでかもしれない。しかし、そう断じてしまったらそれこそ夢がない。「大谷と同い年」であり、しかも久々の「逸材」と称される田中には、その潜在能力が秘められていると思う。

 かつて日本ハムの栗山英樹監督が「翔平には『ライバル』がいると面白い。彼も、そして相手も成長するだろうし、何より球界全体が盛り上がっていくと思う」とメディアに語ったことがあった。同感だ。大谷には今季終了後の米球界移籍もウワサされるだけに、残されている時間は少ない。2017年のルーキーイヤーで田中が大谷の好敵手となるような暴れっぷりを見せてくれることを期待したい。

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