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FA目玉・オリックス糸井に熱視線? 阪神、補強ポイント合致も外野のポジションがネックか

今オフのFAの目玉の1人であるオリックス糸井嘉男。阪神が獲得に興味を示していると報じられているが、果たして現在のチーム状況にフィットするのか。

2016/11/02

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売りはその安定感と出塁能力

 1日、オリックス・バファローズの糸井嘉男がFA権を行使することが明らかになった。今シーズンの開幕直後に国内FA権を獲得した糸井、自身初の盗塁王も獲得した35歳はどのような決断を下すのかはオフの最注目事項の一つとなりそうだ。
 
 2003年に自由獲得枠で日本ハムファイターズに入団も、プロ3年目の2006年に野手転向した糸井。オリックスには12年オフに大引啓次(現ヤクルト)らとのトレードを経て入団、4年間在籍している。
 
 糸井の売りはその安定感と出塁能力だ。
 2009年のレギュラー定着以降、8シーズンで打率.300、OPS.800を切ったのは15年のみ。10本塁打、20盗塁を切ったのもそれぞれ1シーズンと、レギュラー定着以降常に高いレベルで安定した成績を残している。特に出塁率は最も低かった2015年でも.366、プロ通算では.392と非常に高く、出塁率.400以上も4シーズン。出塁能力に関しては球界屈指のものを持っていると言っていいだろう。
 
 今季は自己初の全試合出場に加え、盗塁数はこれまでの自己最多(33個、2013年)を20上回る53個を記録。史上最年長での盗塁王を獲得するなど、35歳にして大きな進化を見せた。

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