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52年ぶり沢村賞のジョンソンの同期は華やかな顔ぶれ。2006年ドラフト組はカーショウらサイ・ヤング賞3人も

2016/10/31

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NPBで成績を挙げられなかった2006年ドラフト組も

 そう、この年のドラフトは投手が豊作だった。そのなかにあっては、ジョンソンら日本で活躍した投手の影はやや薄くなってしまう。
 
 バーネットは今シーズン、レンジャーズで53試合に投げて防御率2.09を記録したが、来日前はメジャーデビューすら果たせなかった。ミコライオもメジャーでは、2008~11年に計29登板(0先発)しただけだ。
 
 もっとも、2006年のドラフトでプロ入りした投手には、2014年に埼玉西武ライオンズで投げたグレッグ・レイノルズ(1巡目・全体2位)や、今シーズンはミコライオとチームメイトだったジェイク・ブリガム(6巡目・全体178位)のように、日米のどちらでも成功できていない例もある。ウェイド・ルブラン(2巡目・全体61位/現パイレーツ)の場合、昨シーズンの西武を挟み、メジャー8シーズンで計126登板(79先発)しているが、こちらも成功しているとは言い難い。
 
 そういったことを踏まえると、アメリカに戻って好投したバーネットはもちろん、ジョンソンとミコライオも、2006年のドラフトでプロ入りした投手の成功例に加えていいのではないだろうか。
 
 プロ入り時にめざしたメジャーではなく、異国の地とはいえ、彼らはプロとして確固たる実績を残している。

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