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5割切るチームの日本シリーズ進出はありか? ペナントレースとポストシーズン、新しい形の模索を【横尾弘一の野球のミカタ】

交流戦、クライマックスシリーズと2000年代に入り、新しい制度を導入し、一定の成果を得た。しかし月日を積み重ねると、マンネリ化やまた新たな課題も出てきている。

2016/10/31

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オールスターの代わりに新しい形の東西対抗を

 そこで、1リーグ3グループ制では、オールスターの代わりに東西対抗を実施する。出身地や出身校で選手を東西に分け、外国人もアメリカと韓国は東、中南米と台湾は西というように分ける。こうすれば、同じ球団の投手と打者が対戦するという新たな興味を提供できる。あるいは、外国人選手が増えたという現状に合わせ、日本人と外国人による対戦でも面白いかもしれない。

 1リーグ最大の見どころは、本塁打王や最多勝利投手といった個人タイトルが、基本的に毎年ひとりだけになることだ。

「日本で一番活躍した選手は誰なのか、その明確さがタイトルの付加価値を高め、最近の若者たちのマインドにもマッチするのではないか」

 そう落合は語る。

 もちろん、デメリットもある。12球団総当たりゆえ、例えばA・Bグループに対して、Cグループの4球団だけが大きく負け越す可能性もあり、これでは今季の横浜DeNAの問題を解決したことにはならない。ただ、定期的なグループの組み替えでマンネリ化を防ぐこともでき、ファンに新たな面白さを提示することにはなるだろう。

 80余年になるプロ野球の歴史を振り返れば、1リーグ時代があり、球団の統合があり、2期制による優勝争いもあった。そうした変化や改革は、興行としてファンに愛されるために実施してきたはずだ。

 歴史とは、変えていく必要性もある一方で、過去のよき時代を繰り返す意義も忘れてはならない。今の時代には何が必要か、それを考える際は決して場当たり的にならず、原点に立ち返ることが重要だろう。そうした意味で、プロ野球は曲がり角にあると言っていい。

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