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巨人の夏到来、広島を猛追。大逆転Vへ絶対条件はブルペン整備【死亡遊戯コラム】

後半戦に入り、巨人が地力を見せてきた。広島とのゲーム差は一気に縮まってきた。投打の役者が揃ったが、まだ解決できていない問題がある。

2016/08/06

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勝利の方程式を築けるか

といった具合に投打ともに明るい話題で盛り上がる由伸巨人だが、解決されていない問題点も残されている。
それがブルペン事情だ。
98試合を終え、リリーフ陣の登板数はクローザーの澤村拓一41、セットアッパーのマシソン47とフル回転。
中継ぎは田原誠次47、山口鉄也41、宮国椋丞31、戸根千明28、西村健太朗16だが、勝ちパターンに組み込まれつつあった宮国がコンディション不良で先週に登録抹消。
さらに台所事情が厳しくなってしまった。
防御率は田原4.30、戸根4.32、西村4.08と皆4点台。そして昨年までの絶対的ジョーカー山口は0勝5敗、防御率5.85と勤続疲労に苦しんでおり首脳陣も頭が痛いところだ。
キャリア10年で通算602登板。年平均60試合以上、雨の日も風の日もひたすら投げまくって巨人ブルペンをど真ん中で支え続けた背番号47。
これまで投手陣は山口の左腕に幾度となく助けられてきた。
だから、今度は周りの投手が山口を助ける番だ。

澤村の26セーブ、マシソンの33HPはともにリーグトップ。
彼らに続く頼れるリリーフ投手の存在が、逆転優勝を狙う由伸巨人のラストピースとなるだろう。

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