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ロッテ・井上、取り戻したフルスイング。『幕張のアジャ』後半戦の逆襲誓う【マリーンズ浦和ファーム通信#26】

開幕戦、北海道日本ハムファイターズの大谷を攻略したマリーンズ。この日、6番でスタメン出場した井上晴哉の一打が勝利を手繰り寄せた。そんな井上が、今は二軍で調整中だ。

2016/07/25

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千葉ロッテマリーンズ

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最高のスタートを切った3年目

 マリーンズの開幕ダッシュの立役者だった。3月25日、まだ肌寒さの残る本拠地・QVCマリンフィールドでのシーズン開幕戦。井上晴哉内野手は6番一塁でスタメン出場をした。マウンドには北海道日本ハムファイターズのエース・大谷翔平投手。初回に1点を先制した直後の二死一、二塁。1ストライクからの2球目だった。変化球を迷うことなく振り抜くと、打球はレフト線に落ちた。2点適時打。難攻不落と思われた敵の絶対エースをいきなり打ち崩し、チームを勢いづかせた。この試合、井上はプロ1年目以来、2度目のお立ち台に上がった。

「いつもなら力んだり、緊張をしたりするのに、この時は不思議とプレッシャーを感じることなく打つことができた。捨て身の想いで、キャンプからやってきていた。だからそれが、あの時はいい形で出た。お立ち台は懐かしかったですね。1年目の4月以来ですから。いいスタートを切れた。自分では、ここから、いい感じで進んでいけると思っていた」

 本人が、そして周囲の誰もが、背番号「44」の確変を予感した開幕。しかし今、井上は二軍の本拠地・ロッテ浦和球場で黙々と汗を流す日々を送っている。打撃が好調の中で、マークも厳しくなった。徹底的な攻めの中で、なんとか結果を出そうとするあまり、これまでいい形で整っていた「捨て身」の想いが、いつしか力みとプレッシャーに変化し、思い切りのいい打撃が影をひそめた。その悪循環から数字を落とした。4月25日。二軍落ちを通告された。

「去年は怪我が続き、悔しい思いをした。せっかく、キャンプ、オープン戦と結果を出し、チャンスを手にしたのに、結果的に自分からチャンスを逃すような形になってしまった。落ちた時は悔しかったし、ショックでした」

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shiro