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藤浪晋太郎に161球課した阪神・金本采配が米メディアで話題。「メジャーリーグなら即座に『クレイジー』」

8日の広島戦(甲子園)で阪神のエース・藤浪晋太郎投手が161球を投げた。金本監督の采配はアメリカでも取り上げられた。

2016/07/10

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指揮官の願いとは裏腹に賛否両論

 阪神・金本知憲監督の采配が大きな波紋を呼んでいる。8日の広島戦(甲子園)で先発したエース・藤浪晋太郎投手が8回7安打8失点で今季5敗目。161球を投げたエースについて試合後の指揮官がメディアに対し「今日は何球投げようが、何点取られようが最後まで投げさせるつもりだった」「ストライクが入らず、取りに行って打たれて…一体何度目なのか。何も変わってない」「(エースとしての)責任は感じてほしいね。感じないといけないと思う」などと発言したことで、その采配について賛否両論飛び交っている。
 
 確かに異様な光景だった。
 藤浪は初回に2つの四球が絡んで3失点。この自滅モードに怒りを覚えた金本監督はエースの自覚を促す意味で、3点差に追い上げていた7回の第3打席でも藤浪に代打を送らなかった。この時点ですでに球数が130球を超えていた藤浪の投球は明らかに本来の姿ではなく、その直後の8回にも再び崩れて致命的な3失点。指揮官がハッキリと前出のように明言した通り、藤浪は最後まで投げさせられた。
 
 実はこの金本采配に関して、ひっそりと海の向こう側でも米スポーツ専門局の『ESPN』が着目していた。8日(日本時間9日)の深夜に放送された情報番組「スポーツセンター」の中で、日本プロ野球において波紋を呼んだ「ホット・トピックス」として取り上げられたのである。
 
 この放送では時間にしてわずか2分程度の短い内容だったが、番組アンカーは次のように意味深なことを口にしていた。

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