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ホークス内川、「つなぎの4番」もスモールベースボールにあらず。強打者が揃う中で求められる役割

数字だけ見れば、4番打者らしい選手が揃うホークス。しかし工藤監督は就任後、現役最高の安打製造機を4番に据えた。その方針は今季も変わることはない。

2016/03/18

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4番候補は他にも多数いるホークス

 昨季、圧倒的な戦力で2年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークス。その最大の要因は、得点651、本塁打141、打率.267と、すべてリーグ1位を記録した打線にあるといっても過言ではない。
 
 そんな12球団一の破壊力を誇る打線の中核、4番を担うのが、今季でプロ16年目を迎えるベテラン・内川聖一だ。
 
 NPB右打者史上最高打率(2008年.378)、史上2人目の両リーグ首位打者、落合博満と並ぶ右打者史上1位タイの7年連続打率3割など、言わずと知れた「現役最高の安打製造機」。
 
 工藤公康監督は昨季、シーズン143試合中、実に134試合で内川を4番に起用。打線の軸として絶対的な信頼を寄せていた。
 しかし、ここでひとつ疑問も生まれる。内川は、前述の記録が示す通り、4番のイメージであるスラッガータイプではなく、いわゆるアベレージヒッタータイプの打者だ。
 
 本塁打数で言えば、キャリアハイは13年の19本塁打と、20本塁打以上の経験すらない。事実、プロでのキャリアを振り返っても、シーズンを通じて4番として起用されたのは昨季が初めてのことだった。
 
 ソフトバンクには、数字だけを見れば内川よりはるかに「4番らしい」打者が大勢いる。3番の柳田悠岐は打率.363で首位打者に輝いたほか、34本塁打、99打点を記録。内川の後ろを打った5番・李大浩も31本塁打、98打点、6番の松田宣浩は35本塁打、94打点。
 一方の内川は、打点こそ82を記録したものの、本塁打は11本、打率も.284に終わっている。
 
 柳田、李、松田、内川の昨季成績(打撃主要3部門)を比較してみると、李の打率(.282)以外はすべての項目で内川が最下位だ。

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